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Camera Soul Searchin' A Life in Tokyo

玉ボケの世界の向こう側

玉ボケの世界の向こう側


春の野良仕事が一段落したので先日ゲットしたロシアンオールドレンズMC Jupiter-9 85mm F2.0を片手に東京の街中をぶらぶらしておりました

カメラ界では玉ボケという用語があり、上の写真のようにフォーカスが当たっていないところ、つまりボケているところに強い光源があると丸い玉が浮かび上がってきます

レンズによって玉ボケの出かたはまちまちで、レンズ選び(特にオールドレンズ選び)の楽しみのひとつでもあります

ロシアンオールドレンズ Industar 61 50mmの星ボケ(ダビデの星、六芒星)などは個性的で有名ですね

 

素人ながら写真を撮り続けていると、レンズの光学性能を活かした表現と自分がとらえている世界の心象が不思議とマッチするタイミングというものがあるものです

上の写真で言えば

「玉ボケしているところにもクッキリとした人の営みがあるけれど、その世界がボケて見える」

といったところですかね

玉ボケの世界の向こう側

こちらはどこにもフォーカスが当たっていないボケボケ写真ですが

「街中は人で溢れ、目眩がしてきます」

といった一文を付ければそれっぽく見えてくるわけです!

それにしても、この人混み、コロナ禍が懐かしい・・・

 

一昔前まではこの中に紛れ込んで過ごしていたわけですが、消費するだけのライフスタイルに漠然とした不安を感じ、房総に土地を買ってDIYや野良仕事をするようになったのが12年ほど前

東京と房総を行き来しながら「ライスワーク(お金を稼ぐ仕事)」と「ライフワーク(ともいえる仕事)」をハイブリッドにこなしているわけですが、このライフスタイルを続ける中で見えてきたことは、仕事の本質であったり、ダイレクトに手応えを感じられることとはなにか?といったものだと思います

玉ボケの世界の向こう側

マーケティングや装飾といったフィルターを通して世界と繋がるのも決して悪くはありませんが、結局は消費で終わってしまい、本質的なものにまで到達するのは難しいでしょう

リアルの感触はリアルでしか得られないのです

玉ボケの世界の向こう側

表参道の欅が新芽を出し始めていますが、どれだけの人がそれに気づき、春の訪れを感じ、春の喜びを噛み締めているのかは不明です

玉ボケの世界の向こう側

そうそう、今日は春分の日でした

明日から夏至までの間、太陽がパワフルになる季節がやってきます!

西洋占星術が捉える春分は12星座のトップ牡羊座のスタート

そして明日3月22日は新月、23日には冥王星が水瓶座に移動、25日に火星が蟹座に移動と、怒涛のスタートラッシュが続くようです(詳しくはこちら↓、もしくはこちらをご参照

 

コロナウィルスとワクチン騒動、東京オリンピック、ロシアウクライナの紛争の裏側が炙り出されてきたり

中国仲介のもとサウジアラビアとイランが国交を回復したり

シリコンバレーバンクの破綻がシグネチャーバンク、クレディスイスに飛び火したり

プーチン・トランプともに逮捕状が出てたり

そんな中、岸田首相がウクライナを訪問したりと

 

もはや世界は訳がわからない状態になってきています

僕の目からはどれもピントがずれていて、まさに玉ボケの世界の出来事

少なくともいままで比較的安定していたフレームは瓦解しつつあり、その先の世界がどうなるのかは全く見えていません

でもこれから起こるであろうことは、一人ひとりが自分の世界を自分の手で創り上げていく時代に入るということであるとも捉えられます

 

サブプライム・モーゲージを手掛けていたニューセンチュリー銀行が破綻したのが2007年4月、リーマン・ブラザーズが破綻したのが翌2008年9月

星の動きと同じように、世界の出来事には周期というものがあり、小さな穴が巨大なものを壊すまでにはタイムラグがあるということです

 

さて、この玉ボケの世界の向こう側にどのような世界を創っていきましょうか?!

その前にどうやってこの大波を乗り越えていきましょうか?!

 

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