5年前、ひょんなことから田んぼを始めてからお米を買うことがなくなりました
遊び半分でやってますが、それでもお米の自給率は100%ということです
もうひとつ自給率100%を達成しているのがニンニク
毎年、畑で採れたニンニクの中から粒の大きいのを選んで秋に植え付けしているので、少なくとも3サイクルくらいは一銭もかかっていません
まぁ、お米やニンニクをスーパーで買ったところで金額的にはたかが知れているし、畑に要する時間を本業の時間単価で割り戻すと「買った方が安い!」ことになります
なんですが、自分で食べ物を作ることの意味はいくつかあると思っています
生産者の高齢化と近い将来の食糧供給
房総周辺の農家さんを見ていてもわかりますが、明らかに高齢化が進んでおり、あと5年程度で国内での食糧生産がガクッと減る可能性は十分に考えられます
現在、日本の農業従事者の7割以上が65歳、ピークが70歳代前半
2022年の調査なので今はもっと高齢化しているはず
不足分を輸入で補えば良いという考えもありますが、いまの円高を見ていても分かる通り為替リスクの問題や、安定的な供給と物流の問題、輸送する際に使われる薬品による心身への影響もゼロではないと思われます
場合によっては、国内生産された食材は高級食材コーナーに置かれ、ナスやトマトが千疋屋の果物のような価格になることだって考えられるわけです
本来、こういった食の安全保証的なことは国家単位で考え、対策を打つことなんでしょうが、もはや政府も役所も機能していないので、自分で身を守る術を身に付けておいた方がリスク回避になると考えています
食の問題に限ったことではないですが、精神的にも物理的にも他者に依存する割合を減らすことはこれからの時代の大きなテーマなんだと思うのです
ヘルスケアとしての野良仕事
土に触れたり、太陽の光を浴びながら身体を動かしていると不思議と元気になるものです
科学的に見ると、食事や睡眠が乱れたりストレスが溜まると身体に静電気が溜まり血流が悪くなると言われていますが、土に触れることにより帯電していた電気が流れ、体内のイオンバランスが整っていくのでしょう
電気デトックス!身体に帯電した電気を逃すアーシング 効果を可視化するツール「アーシング用 身体電圧計 帯電・テスター」で身体電圧数値を計測する
加えて、太陽光を浴びると食事では摂取できないビタミンDが生成され免疫力が上がります
普段はデスクワークなので、週に数日でも身体を動かす作業があるとバランスが取れるもの
自然の中で季節の移ろいを感じながら、目の前のことに没頭でしていると、雑念が消え、瞑想状態に近い感覚を得られるのも面白いところです
おそらくメンタル的にもなんらかの効果があるのではないかと思っています
オーガニックを志向するのであれば、自分で育てた作物であればどのように育ったのかもわかりますしね
野良仕事をする本当の意味
ただ、これらは結果論であり、そのために野良仕事をしているわけではありません
正直、なんで畑をやっているのか自分でもよくわからないのです(笑)
DNAに刻み込まれたなにかが突き動かすのか、無意識的に時代の流れを察知して動いているのか、育った環境によって後天的に身につけたなにかなのか
いずれにせよ、なにかしら「やってみたい!」というモチベーションがどこからかやってきているのでしょう
飽きっぽい性格ですが、なぜか野良仕事は続いているんですよね、いまのところ(笑)
収穫したニンニクでガーリックブレイドを作る
さて、本題へ!
先週末に収穫したニンニク
東京自宅に持ち帰り
根っこをハサミで切り落とし
下の葉を3枚ほど剥いて
交互に重ね
編み込んでいきます
茎が硬くて編み込みがむずい...
チョー下手くそですが、一応、ガーリックブレイドっぽくなりました(笑)
ベランダに吊るしてしばし乾燥
ついでに収穫したチビ玉ねぎもオニオンブレイドにして吊るしております
ちっこいニンニクは手作りお醤油に漬けてみました
今年も自分で作ったニンニクで1年過ごせると思うと、自然と自然の恵に感謝の念が湧いてくるものです
野良仕事をしている理由は、自然のサイクルに沿ったライフスタイルへの憧れなのかもしれませんね