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ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ


先週末ゲットしたロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0

初めて手にする中望遠レンズ

どんな写真が撮れるのか気になり、試し撮りを兼ねて千葉県佐倉にある河津桜の名所 志津の公園に行ってきました

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

まずは桜のトンネルを下から覗き込んでみます

これが中望遠ならではの圧縮効果とボケですかね

満開を少し過ぎ、花が散り始め、葉が出てくるタイミング

ピンク、薄緑、焦茶、薄い青と色味がいくつかあって試し撮りにはぴったりです!

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

F2〜F2.8あたりで左の道にフォーカスを当て、中望遠のボケ味を活かして全体を柔らかく写してみました

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

手前側の芝にフォーカスを合わせてみたところ、散った花弁が一枚一枚綺麗に写ってます

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

色合いも自然です

フォーカスが当たったところは綺麗に解像して残りはボケる

これが焦点距離85mm+このレンズの特性ですかね

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

順光で近接した被写体を写すとコントラスト強めに写り

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

遠景を写すとコントラスト弱めになりますね

他のレンズもこんなものかもしれませんが、このレンズの場合そのギャップが大きい気がします

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

逆光で撮ってみましたがフレア、ゴーストが出ることもほとんどなくナチュラルに写せました

薄曇りだったこともありますが、このJUPITER-9が後期のマルチコーティングされている球だからかもしれません

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

サッカーボールのエッジがうっすら滲んでいるのがオールドレンズならでは

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

どこにフォーカスが当たっているか不明瞭でもなんとなく味が出てしまうのがオールドレンズ!

良くも悪くも誤魔化せてしまえる要素もありますね

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

1950年代の設計(使っているのは90年代製造)にもかかわらず現代のデジカメでもここまで綺麗に写るのがこのレンズの魅力のひとつなんでしょうね

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

若干ピンボケですが、芝犬の毛並みも綺麗に写ります

しかしこのレンズ、フォーカスが結構シビアですね

85mmだからなのかな?

撮っているときはバッチリ撮れた!と思っていても、後で拡大してみるとピントがズレてる... というのが何枚かありました

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

クラシックなデザインのHonda GIORNOをクラシックなレンズで撮る

雰囲気出ますね!

ちょっぴりニューカラーっぽい?!

このGIORNOの配色、素敵ですね、好みです!

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

陽が傾き電球が綺麗に映える時間

拡大するとエジソンランプのロゴプリントまで映り込んでいて解像力もしっかりしています

 

オールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0 ファーストインプレッション

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIII 中望遠域に足を踏み入れる

半日このレンズを試してみたファーストインプレッションをまとめてみます

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

撮影した一枚をモノクロにしてみました

モノクロだと階調が柔らかいことがよくわかりますね

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

この写真を拡大していくと

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIIIで試し撮り 佐倉 西志津の河津桜とストリートスナップ

エッジがうっすら青紫っぽく滲んでいるのがわかるでしょうか?

このような階調の緩さや周辺の滲みといったものがレンズの個性と味を生み出す要素につながります

モダンレンズではこういった弱点が一つひとつ克服され最終的に精細な画像に仕上がるというわけです

 

もうひとつ、このレンズの特性なのか中望遠の特性なのかまだ掴めていませんが、絞り込んでも抜け感が薄い印象がありました

フォーカスを奥側に置いて、開放よりと絞り込んだ場合で比べてみましたが大きく差が出る感じはしませんでした

解像はフォーカスが当たっている中心部は十分綺麗で、色味は光の捉え方次第でコントラストが強めになったり、緩めになったりといった印象でした

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIII 中望遠域に足を踏み入れる

描写力も十分ありオールドレンズらしい雰囲気もあるし、このレンズ特性の癖を掴みながら楽しみたいと思います♪

おまけ

これはLeicaQ2で撮ったもの

これ、先週末、LeicaQ2(28mm Summilux F1.7)で撮った一枚をトリミングしたもの

これぞLeicaモダンレンズの解像力!

これをオールドレンズで撮ると被写体のエッジや稲の周りが滲んでまた違った印象になるのです

Summilux 35mm f1.4 ASPHかSummicron 35mm f2.0 ASPH(できればAPO)も試してみたくなりますねぇ!(沼、沼 笑)

ロシアンオールドレンズ MC JUPITER-9 85mm F2.0+Sony α7 RIII 中望遠域に足を踏み入れる

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