まさかあのウォン・カーウァイの作品を再び映画館で観れるなんて!
しかも4Kレストア+5.1chですよ!
8月19日から代表作「恋する惑星」「天使の涙」「花様年華」「ブエノスアイレス」「2046」 5作品の4Kレストア版が上映されています
ウォン・カーウァイ監督は、新たな上映素材について「『恋する惑星』と『花様年華』は私のお気に入りのアスペクト比1.66:1で撮影され劇場公開されましたが、ビデオ化の際に1.85:1に修正されました。そこで今回のレストアでは元のアスペクト比に戻しました。『天使の涙』は、元々意図していたスコープサイズに変更しています。当時はスタンダード画面で撮影したものをワイド画面に編集することは不可能でしたが、今回のレストアで実現することができました。また、『恋する惑星』は公開当時5.1chが存在しなかったため、今回5.1ch音声を再構成。『花様年華』もリミックスしています」と、画面サイズや音声の修復についてこだわりを明かしている。
先ほど「花様年華」をBESTIAシアターで観てきたのですが「素晴らしい!」の一言
あのザラッとした質感がめちゃくちゃクリアにレストアされています
デジタルリマスターでたまにある”やりすぎ”感を全く感じさせず、ウォン・カーウァイ監督ならではの、全てのシーンがスチール写真ような美しい構図と色彩がさらに美しくなって蘇っています
オリジナルのクオリティが良いとここまでレストアできるものなのですね
さらに音がまたとってもよかった!
BESTIAシアターで観たからなのかもしれませんが、梅林茂の「夢二のテーマ」、ナット・キング・コールがカバーしたキューバの「キサス・キサス・キサス」など無国籍感たっぷりの音楽、背景に流れる虫の鳴き声、雨音、香港の雑踏の臨場感が嫌味なく自然にクリアになっています
4Kレストアぶっちゃけそんなに期待してなかったのですが1時間半全てのシーンに釘付け
心の底から観てよかったと思えました!
じっくりみていたお陰で続編とも言われる「2046」がなぜ「2046」なのかも理解できました!(ヒントは赤い部屋です!)
全編みたいところですが上映期間中に間に合うか?!
ちなみにかなり人気なようで、今日観た「花様年華」もほぼ満席
ここまでクオリティアップしているなら、大好きな映画のひとつ「恋する惑星」は絶対観よう!
カルフォルニアドリーミング爆音で!