先週末、クルマのタイヤが摩耗し過ぎてパンクしてしまい、ただいまタイヤを取り寄せてもらっています
ということで、久しぶりにクルマのない生活を送っています
都内で生活している分には「クルマなんていらない」と思っていましたが、いざクルマがないと移動するモチベーションが低下しますね(それだけ都内の移動にもクルマを使っていたということです)
追い討ちをかけるかのように梅雨空が続いており、東京自宅に引きこもり出不精な1週間を過ごしておりました(笑)
ここのところちょっとハードに動き過ぎていたし身体を休めるにはちょうど良いんですケドね!
目下、東京自宅で断捨離断行中です!
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さて、6月も終わり7月に入り、2021年も半分が過ぎました
昨日発表された日銀短観でも指摘されていましたが、製造業の原材料費が高騰し始めているようです
今年の春頃からウッドショックにより木材価格も高騰しているし、一部輸入食材の値段、半導体製品も上昇傾向
日銀は原材料費高騰の要因を「米中の経済回復の影響」としています
ウッドショックで言うと90年代初頭の森林伐採規制、リーマンショック前の米国住宅バブルの時にも起きています。今回はコロナウィルスによってリモートワークが広がり郊外へ移動する人が増え、住宅需要が増加したことによるものだそうです
過去にもこのようなことが起きているのであれば、それをリスクと捉え対策を講じるのが国家としての役割だと思うのですが、残念ながら、過去にも今にも、その兆しは見えてきません
現政権はオリンピック開催ですったもんだしているし、ワクチン担当している人は訳わからないこと言ってるし
そういえば、原発、再稼働しましたよね。まぁ、所信表明演説で言ってましたからね、クリーンエネルギー推進するって。いくら電力生産の単価が安くても事故が起きた時に被るリスクがどれだけのものか目の当たりにしたばっかりなんですけどね…
もとい
ちなみに、国内の食料自給率は2019年 38%(カロリーベース)で10年前とほとんど変わらず、木材自給率は2019年 37.8%で、こちらは最低水準を記録した2002年の18.8%から改善傾向にあるものの約4割にとどまっています
リーマンショックの時はバブルが弾けて住宅需要が減少したため木材価格が安定化したと思われますが、今回もそれと同じようになるとは限りません
もし、衣食住に関わる商品価格が今の5倍に跳ね上がり高止まりしたらどうなるでしょう?
ちなみに木材は4倍くらい上昇しているそうです
木材の価格上昇は4、5ヶ月で4倍になっており、そのスピードに驚かされます
生活に密着するものの価格がいつの間にか「買える金額」ではなくなってから
今までの政策が間違っていた!
と叫んでもなんの解決にもなりません
慌てて政策転換したとしてもそれが軌道に乗るまでには最低5〜10年単位の時間がかかります
資源にしても国家運営にしても、外部に任せっぱなしにしておくと、平時はよかったとしても、なにかが起きたとき、自分の生活を脅かすリスクがあることを常に意識しておく必要があるのだと思っています
そういう意味では現政権、与野党ともに、そこまでのヴィジョンを持ち、民主的かつスピーディーに計画を立案・遂行していける突破力があるとは思えません
であれば自衛するしかないのです
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僕がこの10年、東京と房総を行き来しながら続けてきたオルタナティブなライフスタイルは、そのリスクを少しでも減らしたいという思いがあったから
小屋を建てたり畑を続けてきたお陰で、DIYのスキルはだいぶ身に付いたし、最低限の電力自給や食べ物もそこそこ収穫できるようになり、衣食住の外部依存度は10年前と比べれば明らかに減少しています
一方で、1人でできることの範囲も感覚的に掴めるようになってきました
流石に完全自給自足をするには1人では手数が足りません
次のステップは、自分ができることと他の人ができることを上手くミックスして自立できる範囲を広げていくことなるような気がしています
誰しもがなにかしら、他人が持っていない能力というのを持っているもの
手の届かない外側にあるものに頼るのではなく、近くにあるモノや価値観が近い人たちの能力を活かしながら成り立つライフスタイル
そんな暮らしが出来るようになったら、お金による支配構造からも、社会システムに組み込まれた生活からも脱却できるのです
そのためには、ひとりひとりが自分の能力を磨き、発信し、繋がって行くしかないのだと思うのです
よし、もう一度立ちあがろう!