バラのピークが終わると次にやってくるのがアジサイ
そろそろ梅雨シーズンですもんね
ジトジトした季節は苦手ですが雨と紫陽花のコンビネーションは季節を感じさせてくれて良いものです
東京で過ごしているときはデスクワーク中心なので、下手すると家から一歩も外に出ない日もあったりします
1日中家に閉じこもっていると部屋の空気も澱むし、フィジカル的にもメンタル的にも良くないので、数ヶ月前からウォーキングを兼ねてカメラ片手に30分〜1時間ほど歩くようにしています
散歩をしていると目に入ってくるのが人様の庭先に植っている植物たち
いままであまり意識することがなかったですが、都内であってもさまざまな植物が息づいていることに気づきました
そんな植物たちを写真に収めていると、遠目では同じように見えていた同種の植物にいくつものバリエーションがあることにも気がつきました
紫陽花も、ふっくらまんまるのホンアジサイ、周辺に花をつけるガクアジサイくらいしか知りませんでしたが、よく見て見るといろんな品種があります
さらに近寄ってマクロレンズで写真を撮って見ると、いままで見たこともなかったような世界が広がっています
紫陽花の蕾って鞠のようなかたちをしていて、まるでお菓子のようです
ガクアジサイの真ん中はこんなにも雄蕊が伸びていたりします
カメラを持ってウォーキングを始めたことで、日常の中に知らない世界が広がっていることを発見することができました
人間の脳はエネルギーをものすごく消費するため、目から入ってくる情報を全て処理しておらず、一旦処理された情報は重要度を下げて意識に上げない仕組みになっているそうです
心理学用語で言うところのスコトーマ(心理的盲点)というものですね
逆の捉え方をすると、目にしている世界というものは「自分が重要だ」と思っていることで構成されているということでもあります
気になるクルマがあると「街中でよく見かけるようになる」というのが典型的な事象です
1日30分〜1時間の行動を変えたことで、それまで目にしていた世界の中に別の世界が広がっていることに気づいたように、意識の向き先をかえれば「いま見ている世界」=「現実」がガラッと変わるということも起こりうるということです
となると、この世界にはいくつものパラレルワールドが身近に存在していて、どの世界に身を置くかは自分の意識次第であるとも捉えられますね
パラレルワールドには円錐状に咲くアジサイもあるだなぁ!