1ヶ月くらい前「七五三の写真を撮って欲しい!」とリクエストいただきました
モデルはお隣さんの姫君
ちょっぴりシャイな姫君なので知らない人だと緊張してカチコチになってしまいそうだし、しょっちゅうあたりをバシャパシャしている奴が隣にいるし、ってな感じで僕に白羽の矢が立ったようです(笑)
ありがとうございます!光栄です!
でも人生一度きりのイベントを撮るなんてめっちゃ緊張する!
一方、ここのところ、野良仕事の自撮りと収穫した野菜くらいしか撮るものがなく若干飽き気味
久しぶりのポートレート、しかも子供の写真を撮るのは初めての経験
楽しそうじゃないですか!
といった感じで、本日 七五三詣にご一緒させていただきました
撮影までの1ヶ月間 悩んでいたことはレンズ
いま使っているレンズはLeica APO Summicron ASPH. 50mm F2、カメラはSony a7R IIIのコンビネーション
デジタルテクノロジー満載のカメラには、動く人物の瞳をフォーカスし続ける「リアルタイム瞳AF」機能がありますが、くっついているレンズは完全マニュアルのアナログレンズ。フォーカスはファインダー越しに合わせなくてはいけません
動きのある被写体を撮るのだったら「リアルタイム瞳AF」に対応したレンズにしようか?とSonyレンズを物色していましたが、やっぱりLeicaレンズの味には敵いません
せっかく新しいおもちゃを手にする(自分への)言い訳ができたのですが、半年近く使って手にも馴染んでいるこのコンビネーションで撮影に挑みました!
結果的にスナップっぽくもあり、どこか艶かしさも感じる写真が撮れたかな?!
最新のおもちゃ iPhone 12 Pro Maxで撮影した動画は時間見て編集するのでちょっと待っててね!
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これは僕の七五三の時、明治神宮(たぶん)で撮られた写真
僕の素晴らしきポーズと後ろの外人さんの表情がなかなかいい感じです!
僕にとってはアンリ・カルティエ=ブレッソン級の決定的瞬間だと思っています
これを撮ったのはおそらく親父、やるなぁ〜(笑)
この時の記憶は全くないけれど、写真に焼き付けられた瞬間はちゃんと存在していた時間
ある程度歳を重ねてから子供の時の写真を見直すと、いままでに起きた出来事のいくつかが記憶の断片として蘇ってきます
この写真のシャッターを押された瞬間からいままで、いろんなことを体験し、いろんな感情を抱きながら、いまこの瞬間まで生きてきたのです
いろいろあったけど「なんとかここまで生きてこれたな」という気持ちになると同時に、おそらくなんにも囚われていなかった”当時の自分”にちょっぴり嫉妬し、憧れている”いまの自分”に気づいたりもします
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今日撮った写真がいつの日か「こんなときがあったんだよね」って思い出す一枚になれば幸いです
そう、この瞬間は確かにあったんだよ!