早朝、田んぼの様子を見に行ってみると、すくすくと育つ稲の葉っぱに朝露が降りて輝いていました
草花の成長、大気中の湿度、光それぞれのタイミングが重なって生み出される調和の取れた光景
一見 止まっているかのように見えるこういった瞬間も、ゆっくり動いていて1時間後には消えてしまいます
翌日、同じ時間にそこにいったとしても同じように見えるとは限りません
狙ってみようとしてもなかなかみることができないこういった瞬間に出くわすことは、偶然ともいえるし必然とも捉えられます
こういった光景に出くわしたとき、少し足を止め眺めていると、人間が創り出した世界よりももっとおっきなスケールの中で生きていることを感じさせてくれるものです
今年は梅雨らしい梅雨空が続き、ここ1ヶ月はほとんど東京で過ごしていました
アスファルトとコンクリートに覆われた街中では、道路脇の街路樹や住宅の植栽など僅かなスペースに草花が伸びるだけで、なかなかこういった光景を目にする機会がありません
そもそも慌ただしく過ごしていると、そんなところに目を向けることもありません
でもそんな東京生活でも時々そんな瞬間に出くわす時があります
今日、野暮用で新宿に出かけたとき、ビルの合間からお月様がみえました
周りには足早に歩く人たちばかりで空を見上げてるひとなんて1人もいません
道路の脇で上を向いて立ち止まっている僕の姿はさぞかし怪しかったでしょう(笑)
でも人間のエネルギーが満ち溢れる都心でもこうやっておっきなスケールの中にいることを感じさせてくれる瞬間はあるもので、不思議なものですが、ほっとした気分にもなりました
でもやっぱり田舎で見る月の方が、おっきなスケールの中にいることをより感じやすいんですよね
朝焼けや夕陽が綺麗だったり、星が綺麗だったり、動植物が織りなす四季の変化が視覚的にも体感的にも感じやすかったり
都市生活と田舎生活のハイブリッドをしていると見えてくるものが少し変わってきて面白いものです
さて、梅雨も明けしたし、雑草と格闘の日々が続きそうです!
おっきなスケールは綺麗なシーンを見せてくれるだけでなく、僕を酷使するものでもあるのです(笑)