「もう梅雨明けかな?」と思いながら天気予報を見ていると、晴れ予報から曇り雨マークに変わったりと不安定な空模様が続くこの季節
傘を持たずに出かけたら雲行きが怪しくなってきたりということもままあります
植物たちは一雨ごとに緑が一段と深くなり、光合成が活発になってきています
水分をたっぷり含んだどんよりとした空気の中、葉を伸ばしたり、花を咲かせる植物たち
この時期の植物たちを眺めていると、怖くなるくらいの生命力を感じてしまいます
そして活き活きとしてくる植物たちの背後で蠢いているなにかを感じざろうえません
夏至を過ぎ太陽のエネルギーが徐々に陰に傾いていくタイミング
陰陽のバランスが取れるのが春分と秋分だとすると、夏至と冬至は気のバランスが一方に傾いている不安定な時期とも捉えられます
この季節に感じる、どこか怪しげで幽玄な空気感というものは、陽の気が満ちたことで生じた歪みの中から、なにかが滲み出てきているからなのかもしれません
「自然界のあらゆるものは陰と陽で成り立つ」と説く陰陽五行説を信じようと信じまいと、この世はなにかしらの法則によって動いており、あらゆる生物がその動きを感じとり、受け入れながら生きているということです