12月に入ってから築26年になる東京自宅の改修を始めました
当初は仕事部屋だけと思っていましたが、1部屋綺麗になると他の部屋の劣化が気になり、リビング、そしてキッチンにまで手を出してしまいました
今月Blogの更新頻度がゲキ落ちしたのはそのせい
自宅にいるときは寝食を忘れリフォーム&リノベーションに没頭
年末を迎え、右手は腱鞘炎気味、手はカサカサに荒れ、疲労も溜まり、まさに精魂尽き果てたといった感じです(笑)
ということで、今回はキッチンのリフォームの模様を力を振り絞って綴ります(笑)
ぶっちゃけキーボード叩くのもしんどいんですが...
ペンキの色を決める
仕事部屋、リビングは薄めのベージュにしましたが、キッチンは思い切って黄色にペイントすることにしました
カラーチップを数種類貼り付け、数日 朝・昼・晩と眺めて色を絞り込んでいきます
光の強さ、当たり方で色のトーン、彩度は結構変わるのでこの作業はとても大切!
最終的に下に貼ってある大きめのカラーチップの白と黄色を選びました
色味を決めたらあとは塗るだけ!
と思うでしょうが、長年住み続けてきた居住空間には汚れ、傷がいっぱい付いています
このまま下処理をせずに塗り始めると後々後悔するので、面倒で地味な作業ですが、まずは清掃と補修からスタート
キッチンに付着した油を落とす
26年目にして初めてレンジフードを取り外します
油と埃が熱で固着しております...
重曹水をスプレーで吹きかけウエスで拭き取る作業を何回も何度も繰り返し汚れを落としていきます
冷蔵庫や棚、床面にも油がついているのでこちらも同じように重曹水で洗浄
塗装面についてる設備を取り外す
塗装する際に壁に付いている住宅設備類は取り外した方がベター
マスキングして塗装しても良いですが、隙間に元の色が残ってしまい気になります
扉、電気プレート、給湯器のスイッチ、カーテンレール、ブラインド、照明、エアコンなど固定された住宅設備は結構あります
今回はキッチンに付いていた電気プレート、ブラインド、蛍光灯の照明器具を取り外しました
取り外した電気プレートはプライマーを塗ってからプラモデル用のスプレーでオフホワイトに塗装
ABS樹脂独特の劣化した黄ばみを隠してしまいます
傷んだ壁をパテで補修する
ここには壊れて使えなくなったインターフォンが付いていました
電源プレート同様、プラスチックが黄ばんでおり取り外したかったのですが、本体はコンセントボックスに固定されていたので、取り外すと壁に穴が開いた状態になってしまいます
今回壁面を塗装することにしたので取り外して穴を埋めることにしました
壁に空いた大穴を塞ぐ方法は2つ考えられます
石膏ボードを穴のサイズに切り取り隙間をパテ埋めする
もしくは
補修用のネットシートを貼ってパテを埋める
の2択
このサイズの補修をするのに3'x6'(サブロク 3尺x6尺 90cm x 180cm)の石膏ボードを買って切り取るのはバカらしいので、近くの建築現場をウロウロして石膏ボードの端材をもらおうと思っていましたがタイミングを逸してしまい、今回はネットシートを使ってみることにしました
補修シートを穴の周りに貼り付け、パテを塗り込んでいきます
乾燥したら#400くらいのヤスリで平にならしていきます
1回だと綺麗に仕上がらず2回ほど繰り返し、概ねいい感じになりました
補修シートはクロスの壁には向いているでしょうが、ペンキ塗りの場合は石膏ボードを切り取って補修したほうが良さそうです
出窓の合板も劣化し窓側の1層目が剥がれ落ちていたので少し大きめにカットし、やすりがけしてパテで補修
下準備完了!
さて、いよいよ塗装です!
仕事部屋、リビングに続き今回もベンジャミンムーアのペンキを使います
チョイスした色はSunflowerとSimply Whiteの2色
黄色 Benjamin Moore 2019-30 Sunflower / EggShell / Aura クオート缶 ¥4,650 x 2缶 = ¥9,300
(黄色下地塗料 Benjamin Moore 2019-30 Sunflower / Color Foundation / Aura クオート缶 x 1缶 ¥3,990)
*一部カラーには下地となるカラーファンデーションを塗らないとサンプル通りの発色にならないそうで、今回チョイスしたSunflowerは下地必要なカラー
白 Benjamin Moore 2143-70 Simply White / EggShell / Aura クオート缶 x 1缶 ¥4,650
ベンジャミンムーアのペンキは、注文ごとにベース塗料に染料を入れて希望の色を作ってくれます。お店に伺えば、専用の機械を使って20〜30分くらいで調合してもらえます
艶は仕事部屋、リビングと同じEggShell
他の部屋はNaturaというベース塗料を使いましたが、お店の人がNaturaより塗りやすいと言っていたAuraをチョイスしてみました
塗り分けてみた印象は、AuraはNaturaより粘性が強く感じました。ローラーで伸ばしながら塗るには個人的にはNaturaの方が塗りやすい気がしましたね
いよいよ塗装開始!まずは窓枠と天井を白に塗る
まずは窓枠と天井をホワイトに塗装していきます
ローラーを使って均一になるようにならしていきます
乾燥したらマスキングを取り外し
今度は白に塗った箇所をマスキングして壁面を黄色に塗っていきます
黄色に塗る面についていた通気口 通称ガラリを取り外します
ぱっと見壁に固定されているように見えますが、ヘラを隙間に突っ込んでゆっくり浮かせていけば取り外せます
これは小屋を作った時、壁に穴を開けて自分で取り付けたので構造がわかっていたからできたこと
なんでも経験すると幅が広がりますね!
壁面の下塗りしさらに通常ペンキを2度塗りし黄色いキッチンの出来上がり!
まずは下地となるカラーファンデーションを塗装
通常のペンキは2度塗りが基本ですが、カラーファンデーションは1度塗りでOK
要は今回チョイスした色の場合、下地 x 1回塗り、上塗り x 2回の計3回塗ることになるのです
薄汚れた壁面が綺麗な黄色に塗り変わっていく様はワクワクします!
カラーファンデーションが乾燥したら上塗り
これを2回繰り返し
黄色いキッチンの完成です!
ほぼイメージしていた通りに仕上がりましたが、仕事部屋とリビングの落ち着いた感じの間にポップな空間ができちょっぴり斬新です(笑)
なんかIKEAのインテリアサンプルの中にいるみたいな気分(色的にもね!)
*
なんとか年内に塗装を終えることができ気持ち的にほっとしました!
ですが、散らかりまくった部屋の片付けはこれから
27日(日)に塗装が終わり、今日までひたすら片付け
今年最後の1ヶ月はギリギリまで東京自宅の改装をすることになりそうです
ペンキを塗装しながら、あーここも直したいというのがどんどん出てくるし、空間をどう仕立てていくかの妄想が始まっております
ということで、しばらくの間、インテリアアップデートが続くことになりそう
いやぁ、この作業むちゃくちゃ楽しいんですよね♪