都内は朝方雪予報でしたが、房総は雨予報
しかし、昼前あたりから、ここ房総でも雪が舞い始めました
房総フィールドで雪が舞うのを見るのは初めて
寒いのはほんと苦手ですが、初めての光景を楽しんでおりました
さて、本日は外作業ができないので先日組み立てたガーデンシンクに水を上げるためのウォーターポンプと浄水器の組み立て作業をすることにします
ウォーターポンプと浄水器の選定
ウォーターポンプの選定
今使用している小型ウォーターポンプは水圧が弱めなので、もう少し水圧を上げられる製品をチョイスしました
トイレ小屋のソーラーで蓄電している12V電源が雨水タンクまで伸びているので、Amazonで12Vのポンプを物色していたところ小型ダイヤフラム式のポンプを見つけました
中華製 DC12V 電磁ウォーターポンプ 汎用小型ダイヤフラム式 1,573円なり(やっす!)
消費電力が最大60Wと大きいのが気になりますが、流量:5L/min、圧力:0.85MPaとあるのでそれなりの水圧が得られそうです
浄水器の選定
オフグリッドの房総フィールドで使う水は、小屋の雨樋から取水した雨水をタンクに貯めて使っています
流石に飲料用には使用していませんが、いざという時に「飲んでもお腹をこわさない」ようにしておこうと思い浄水器を取り付けることにしました
当初は、クリンスイなど国産の浄水器にしようと思っていたのですが、よくよく調べてみると、国産の浄水器のほとんどは水道水の塩素成分などを濾過するために作られており、雨水や河川の水に含まれる細菌類を浄水する機能はないそうです
国内の水道水は基本的にそのまま飲んでも問題ないレベルまで綺麗になっていますが、雨水にはなにが含まれているかわかりません
雨水は比較的綺麗と言われていますが、考えられるものは、大気中の塩酸・硫酸などの汚染物質、屋根に付着している化学物質、金属物質、大腸菌などの細菌類
以前、SAWYER mini SP128という小型浄水器で雨水タンクの雨水を濾過して飲んでみたことがありました
このフィルターは、バックカントリー用に作られた浄水器で河川などの水を飲めるレベルまで濾過してくれます
水に溶け込んだカルシウムやマグネシウム、重金属といった溶解固形分やウイルスは除去できないそうですが、少なくとも、バクテリアや微生物など有害な病原菌を除去することが可能な製品
メーカーの公表値では、米国環境保護局のバクテリア/微生物除去率基準が99.9%なのに対し99.99999%の性能をがあるとのこと
しかし、SAWYER miniではあまりにも小さすぎて、おそらくポンプの水圧に負けてしまうでしょう
そこで、SAWYER miniをふた回りほど大きくしたSAWER スクイーズフィルター SP131をチョイスすることにしました
本来は製品付属の袋やペットボトルを接続して使うものですが、これを汎用給水管の規格G1/2を取り付けられるように加工します
ソーヤー SAWYER 携帯用浄水器 スクィーズ フィルター SP131
雨水の浄水ポンプシステムを組む
ウォーターポンプのジョイント方法変更
このウォーターポンプの入水・出水口はM18 x 1.5という特殊なネジを使っています
これだと、内径が7〜8mm、外径10〜11mmのホースしか接続できないので、一般的な給水管の規格G1/2に変換します
使用したのは以下
正和ニップルPD12(M18x1.5メス → R3/8オス)
ねじ込みL字エルボ(R3/8メス → R3/8メス)
異径ニップル(R3/8オス → R1/2 オス)
ステンレス継手ソケット(G1/2メス → G1/2メス)
これで水回りの標準規格製品とジョイントできるようになりました
ホームセンターをはしごしながら、あーでもない、こーでもないと試行錯誤した結果なので、もっと効率的に(パーツ点数を少なく)組めたかもしれませんが、、、まぁ、よしとしましょ(笑)
SAWYER スクイーズフィルター SP131にG1/2ニップルを取り付ける
続いては浄水器 SAWYER スクイーズフィルターを、汎用的水道の企画G1/2に接続できるようにします
使用したのは以下
入水側:異径ニップル(G1/2オス → R3/4オス)
出水側:ペットボトルキャップ+平行ニップル(G1/2オス → G1/2オス)
入水側に取り付けるニップルのR3/4はSAWYERの入水口のピッチと合いませんが半ば強引にねじ込んでみました。もし水が漏るようだったらシーリングテープでごまかしながら使ってみる予定です
そして出水側。SAWYERスクイーズフィルターの口はペットボトルの口が合うように作られています
なので、ペットボトルキャップに穴を開けてG1/2平行ニップルをかますことにしました
加工はこんな感じでカッターでぐるっとくりぬきました
最初はインパクトドライバーに21mmドリルで開けようと思ったのですが中心から少しずれてしまったり、綺麗にくりぬけなかったので、地道に手作業です!
平行ニップルの内側にパッキンとナットで固定しようと思ったのですが、スペースがなく諦めました
ただ、SAWYERの内側にある出水口と平行ニップルが被さる感じなので、おそらく水漏れの心配はなさそう
むしろ、ポンプの水圧がどこまで減衰されるかの方が心配です...
さて、準備は整いました!
あとは組み立てるだけ
左側は入水口。出水側と長さを合わせるために、15cmのステンレス給水管で伸長し、雨水タンクからのホースとジョイントできるようにニップルを取り付けてあります
*
ニップルやら継手やら、R3/4やG1/2など、聴き慣れない単語や規格を調べるところから始まり、なんとか組み上げることができました!
接続方法を二度三度やり直したので、無駄に購入したパーツも多々あり(笑)
しかし、懸念しているのは
ちゃんと蛇口まで水圧を保つことができるのか?!
ということ
元々、SAWYERスクイーズフィルターSP131は手動が重力で落ちる水を濾過するもの
これを強烈な水圧を通した時にどうなるのかが未知数です
まっ、何事もチャレンジしてみなくてはわかりません!
明日、晴れたらテスト稼働予定
ドキドキする!
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