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宇宙船地球号 操縦マニュアル バックミンスター・フラー

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先日The North Faceのドーム型テントGeodome4を房総フィールドに導入しました

The North Face Geodome4 〜 バックミンスター・フラーのジオデシックドーム空間は宇宙であった!

このテントは思想家、建築家、発明家であるバックミンスター・フラーが産み出した「ジオデシック構造」をベースに設計されています

ジオデシック構造とは、最小の表面積でありながら最大の容積を確保できる構造は球体であるという事実を元に、三角形の組み合わせで居住空間を構築するもの

言い換えると、自然界でみられる安定した構造を細分化していき、とあるタイミングを切り取った幾何学形状とも言えます

実際にGeodome4の中に入ってみると、外界に広がる宇宙の中にもう一つの宇宙が存在しているような気分になります

それは、天体望遠鏡で覗いた銀河と、顕微鏡で覗いた人間の細胞が似ていて妙な気分になるのに近い感覚

そのバックミンスター・フラーの代表作「宇宙船地球号 操縦マニュアル」は、この宇宙を構成する原理原則と、人間という生命体が果たすべき行動規範を記したものだと捉えています

宇宙という言葉がなにを意味するのか、私たちはそのことを考え、鋭く的確に述べることができるだろうか?
推論上、宇宙というのは最大のシステム。だから宇宙からはじめれば、戦略上、決定的な変数を見逃すことは無くなるはずだ。科学的に、また包括的に、人が宇宙をうまく定義づけた記録はない。非同時的に生起して部分的に重なるだけで、ミクロからマクロの領域に及び、つねにあらゆるところでかたちを変え、物質的、超物質的(メタフィジカル)双方の、総相補的で、非同質の出来事を、宇宙は全て包含する。

中略

画期的にもアインシュタインによって、物質的な、宇宙に関してはうまく定義がなされたが、超物質的(メタフィジカル)な宇宙についてはそのままにされている。ましてや物質、超物質(メタフィジカル)の双方が結びついた全宇宙については、まったくの手つかずという状態だ。

バックミンスター・フラーの思想は多岐にわたるので一言で表現するのは難しいですが、現時点の僕なりの解釈は以下となります

私たち知覚できる地球上に住む生命のうち、人類だけが自然界で起こる事象を法則化でき、道具やテクノロジーを産み出す能力を持ち、自らの適応範囲を拡大できる

その能力を人間のみならず、地球上に暮らす生命、さらには生命を育む地球そのもの、最大のエネルギー供給源である太陽をはじめとした宇宙全体まで視点を高め、包括的に活用していくことが持続可能な活動であり、それこそが「豊かさ」=「富」の本質である

シナジェティクスは富というものがなにを意味しているのか、そのことを明らかにする。
富とは未来に向かってエネルギーの再生がうまくいくようにする私たちの能力であり、自分からなにかを始め、干渉されずに行動していく自由度を高めていく私たちの能力でもあり、つまりはサイバネティクス的にいえば、これらは物質的エネルギーと超物質的(メタフィジカル)なノウハウというふたつの主要部分に分類できる。そしてこの物質的なエネルギーの方は、さらにふたつの交換可能な相に分けられる。連合と分離だ。エネルギーは連合して物質となり、分離して放射となる。

注釈)
シナジェティクスとは、バックミンスター・フラーが提唱した概念

この宇宙(自然科学や人文学、果ては人類や自然、宇宙まで人間が知覚しうる全てを具象から抽象、ミクロからマクロまで)の構成原理であるシナジーを包括的に捉える学問

ここ数年間、房総フィールドで経験したことは、DIYで居住空間を作れてしまうこと、畳1畳にも満たない100W太陽光パネル1枚で必要最低限のエネルギーを得ることができてしまうこと、そして、固定種の種であれば半永久的に食物を得ることができてしまうこと

特に意識していたわけではないですが、気がついたらバックミンスター・フラーのコンセプトの一部を実践していたようです

いま僕がやっていることは小規模だけど、もっと体感をもってこの宇宙のシナジーを腹落ちさせ、広げていきたいと思っています

自分の時間をより有効な探査的な投資に開放すれば、それは自分の富を増やすことになる

「宇宙船地球号」をGeodome4の中で読み返し、どうやら僕はフラーエナジーを再補給されたようです!

さぁ、イグニッションシークエンスをスタートさせましょ(笑)

 

 

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