Mason Jarといえば数年前からサラダやスムージーを入れる瓶として一気にメジャーな存在になりましたが、その歴史は古く、1857年にアメリカのJohn Landis Masonが考案したものがその原型となるそうです。
当時の保存方法で一般的だったのは蝋で瓶の口を塞いで密閉するものでしたが、スクリュー式のリッド（蓋）で密閉可能な瓶として登場したのがこのMason Jarです。
蝋で密閉する方法は煩雑で密閉性が低かったのに対し、Mason Jarは誰でも簡単に食品を保存できるツールとして登場し、特許が切れた1875年ごろからBallやKerrといったメーカーが販売を開始し、現在に至るそうです。
Mason Jarが誕生した1857年前後の日本は江戸 安政年間。ペリーが江戸湾に現れ、ハリスが下田に着任した頃。もちろん冷蔵庫がない時代です。
そう考えるとMason Jarは食品の保存にイノベーションを与えた画期的な製品だったのでしょうね。そして160年経った今でも普通に使われ続けているというのもすごいことです。
オルタナティブライフでは毎週焙煎するコーヒー豆、房総フィールドで採れた赤紫蘇や生姜を煮出した自家製ジュースの元、自家採種した小麦の保存などにMason Jarを使っています。
Mason Jar（日本代理店）
http://masonjar.com
Ball
Fox Run Craftsmen