地球から見た木星と土星が重なり合うグレートコンジャンクションが起きたのが2020年の冬至
あれから1年半経ち2つの惑星はここまで離れています
ちなみに左側に大きく光っているのが木星、雲を挟んで右側にあるのが土星
2020年6月26日
2020年12月21日
2021年7月20日
2022年7月31日
こうやって並べてみると土星が木星に近づき、重なり合った後、離れていく様子がわかります
占星術の世界で2020年のグレートコンジャンクションは「地の時代」から「風の時代」への転換点とされ、以降、世の中の価値観が変わっていくと言われていました
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ここ数ヶ月、戦前・戦中のことをつまみ食い的に調べていたのですが、衆院選の前々日に安倍前首相が撃たれたことをきっかけに、旧統一教会の政治関与や資金の流れ、岸信介と教団との関係などが表に出始めてきました
岸信介といえば満州国を仕切っていた満州人脈の一人
満州国は、関東軍による統治、満鉄の鉄道インフラ、新興財閥による工業開発、満映によるプロモーションなどをベースに政財官一体となってプランニングした実験的国家であったともいえます
1936年に満州に渡った岸信介は計画経済「満州産業開発五カ年計画」の推し進める傍ら、アヘン取引で財をなしたと言われ、戦後はA級戦犯として捕まるもアメリカ側につき(資金援助を受けながら)日米安保成立まで漕ぎ着けた昭和の妖怪と呼ばれた人物
60年安保闘争の鎮圧に(満州人脈の)右翼の大物を使ったり、文鮮明ほか宗教団体との関係なども公になっています
岸信介以外にも戦後日本の政財界、メディア、広告代理店、裏社会などに満州人脈は受け継がれ、二世、三世と続いています
少し調べただけでも今の日本は「お爺ちゃんの代からCIA」に加え「お爺ちゃんの代から満州人脈」な人たちによって仕切られているのが垣間見えてきます
戦後から今日に至る経済政策や人民統治の手法は、満州でやろうとした実験の続きではないか?と思うほど
この満州的フレームを一言でいうと「利権構造の構築と維持」
根本的な思想は岸信介の言葉「政治は力であり、金だ。」に象徴されています
カタルシスに便乗し(場合によてっては恣意的にでっち上げ)金儲けの枠組みを作り、教育やセンセーショナルな報道でおきていることの正当性を流布し、人々の意識をフレームの内側に取り込むやり方は今も昔も変わりません
これは日本だけの話ではありませんが、ここ数年でいえばコロナワクチン、オリンピックが利権まみれなのは明らかだし、ウクライナや台湾で危機をつくり出し軍産複合体への利益につなげたり、権力維持に使ったりしているわけです(この秋、中国は共産党大会、アメリカは中間選挙が控えています)
日本政府が掲げる「GDP比2%の防衛費+反撃能力の保有」も「安全な原子力を最大限活用+脱炭素に20兆円」もその裏にある利権構造が透けて見えてきます
「GDP比2%の防衛費」を突如声高に言い出したのは安倍元首相でした
さて、防衛費を上げて得をするのは誰でしょう?
ちょっと話はそれますが、今後進んでいくであろうベーシックインカムの導入とメタバースも紙一重な気がしています
一見聞こえが良いように思えるベーシックインカムも、リアルワールドでの最低限の衣食住を担保するからあとはメタバースというバーチャルワールドで遊んでいてくださいね、という方向に使われる可能性があるように思えるのです
「広大に広がる満州を開拓して王道楽土を作ろう!」ならぬ「無限に広がる民主的なバーチャル空間で自己実現しよう!」みたいな感じで
デジタルコンテンツに所有権を付与するNFTにも、分散型で自立的に運営する組織体系DAO(Decentralized Autonomous Organization)の概念にも共感できる部分はあるものの、インターネットが登場したときのようなワクワク感が湧いてこないのはこの辺にきな臭さを感じるからなのかも知れません(単に僕の感覚が古いだけなのかも知れないけど)
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影響力が大きかったとはいえ、安倍元首相ひとりの死によってこのフレームが大きく変わるとは思えません
マスメディアは旧統一教会問題を取り上げ人々の意識を惹きつけています
一見正しいことをしているようにも思えますが、ことの本質まで辿り着くことはないでしょう
表層的な部分にフォーカスすることで、私たちの意識を本質的なところから遠ざけ、しれっとフレームの中に組み込んでいるのです
といったようなことが素人目にもわかるようになってきたことからも「風の時代」の変化は起きているように感じますが、そういった外側の変化だけでなく「風の時代」の本質的な変化は、多くの人たちがこのフレームからひょこっと抜け出すことだと思うのです
外側から与えられる価値観(主にメディアが発信するもの)を軸にするのではなく、自分にとって本当に価値があるものに軸足を移す
そして価値観を共有できる人達でつくる複層的コミュニティの中で民主的合意形成がなされていく方が建設的な気がします
今回の参院選の争点のひとつに「夫婦別姓問題」がありましたが(個人的にはなんでこんな瑣末なことが国政選挙の争点になるのか疑問ですが・・・)、本質的には本人同士が別姓でいこうと決めれば良いことであり、そもそもパートナーシップを戸籍制度で管理する前提がなければ課題は解消します
ちなみに戸籍制度が実質的に残っている国は台湾と韓国くらいだそうです
既存のフレームが制度疲労を起こしているなら、それを修正するための合意形成プロセスを経るより、価値観を共有できる人達でリアルワールドを作り直してしまった方が早くね?ということです
ジャストアイデアですが、再生可能エネルギーだけを使いたいのであればそういった人同士でパワーグリッドを形成し自家発電した電気を融通し合う仕組みを作ったりできたら面白いと思いません?
流石にインフラを作るのが無理だったら既存の電力会社に参画してもらうんだけど、意思決定権はコミュニティ側に持たせれば参加者が主体的になれるし民意をもとに運営できます
もしそのようなことが実現したら、個人と企業、消費者と供給者という線引きがあやふやになりものごとの透明度が増してくるので利権という概念も消えていくでしょう
DAOを使えばこういった管理運営は実現できそうじゃないですか?!
まぁそんなことに既存の大手電力会社は協力しないでしょうが...
なんてこと、数年前までは発想することすらできなかったけれど、外側の変化と内側の変化が相まってイメージできるようになってきていることも「風の時代」の変化なように思えます
ここ数年を見てみても社会は大きく変化しています。これからどのような変化が訪れるのかはわかりませんが、今までのやり方や価値観が大きく揺らぐ出来事は起きてきそうです
そういった外側で巻き起こるであろう大変化に右往左往しないためにも、今できることは、自分が本当に求めることを見つめ、それに沿った行動をとることなのでしょうね
そのきっかけになるのは、全く関係ないように思える、瞑想すること、子供の頃に好きだったことを思い出すこと、断捨離すること、気分を上げること、エフィカシーを高める(自己評価を上げる)ことなどなどアプローチは様々あるでしょうが、どれも行き着くところは内発的な動機づけなのだと思います
それに加え、これも全く関係ないように思える、星の動きが個人にも社会にもなんらかの影響を及ぼしているんでしょうね
ってなことを夏の夜空を見上げながら思う今日この頃です