突然ですが「まな板」の語源をご存知でしょうか？
「そーいや、毎日使っているのに知らんわ」
という方が大半だと思います
「まな板」の語源には諸説あるようで、古代日本で魚のことを「な」と言い、他の「な」と区別するため頭に「ま」をつけて「まな（真魚）」とよび、それを調理するための板で「まな板」とする説、野菜類全般のことを「まな（真菜）」といったという説などが一般的です
そして、もうひとつの説が、陰謀論者の大好物 古代ユダヤ起源説！
古代ユダヤの三種の神器は「アロンの杖」「十戒の石板」「マナの壺」
そっち系の人たちは「アロンの杖」＝「草薙の剣」、「十戒の石板」＝「八咫鏡」ではないか？！
日本の前方後円墳は「マナの壺」の形だ！
と日ユ同祖論をぶつけてきます
それは一旦置いておいて「マナの壺」の「マナ」とは一体なんなんでしょう？
ヘブライ語で「マナ」は「これはなんだろう？」という意味
古代イスラエルの民が飢えた時、モーゼが神に祈ったところ天から謎の食べ物が降りてきました
それを見た時に発した言葉が「マナ」だったそうです
具体的にどのような食べ物だったのかは分かっていないようですが、神様から与えられたウルトラスーパーフード的なものなのかもしれません
その「マナ」を調理するための板だから「まな板」だというのがもうひとつの説
そういえば、伊勢神宮の奥宮は眞名井神社で御祭神は食べ物の神様 豊受大神
おぉぉー！繋がっている！
「日本の起源は古代ユダヤにあり」は誠かもしれない！
東金の道の駅で「マナの壺」発見！
さて、時は流れて西暦2024年の房総は東金にやって参りました
東金の道の駅にたまたま立ち寄ったところ、直売所の裏手が大きな園芸ブロックになっていました
さらに奥に進むと骨董コーナーなるエリアがあり、大量の鉢が並んでいます
おもむろに散策していていると
おっ！
これは探し求めていた「マナの壺」ではないか？！
近づいてみるとだいぶ傷んでいるようですが、これが歴史を刻んできた証でもあります！
しかもお値段2,800円なり
分かってないなぁ〜
これ、国宝、いや、世界遺産級のお宝だぜ！
ということで、目利きがやってくる前にそそくさと購入！
でん！
世界遺産級のお宝が房総フィールドにやって参りました！
実は前からこんな壺を探していたのです
建築家 ジェフリー・バワの邸宅 ルヌガンガの壺
話はコロコロと変わり、古代ユダヤから日本、そして今度はスリランカへと移ります
スリランカの建築家 ジェフリー・バワが週末用の住宅として生涯をかけて創り上げたルヌガンガ
ルヌガンガには明朝時代の壺が庭先や建物の隅に無造作に配されているのです
Photo by Nene La Beet on Flicker THANX!
ジェフリー・バワはトロピカル建築の巨匠と呼ばれており、ルヌガンガや世界で初めてとなるインフィニティプールのあるヘリタンスアフンガラなど、バワが設計した建築のエッセンスが後のアマンリゾーツの意匠に引き継がれ、現代の南国リゾートのイメージを創り上げています
房総ルヌガンガ計画 南国っぽくなってきた房総フィールド
ルヌガンガには遠く及ばない規模ですが、ここ房総フィールドも南国イメージの庭づくりを進めています
新たにルヌガンガ風の壺が加わり
なんか南国っぽくなってきた気がしませんか？！
これは3年前の4月の房総フィールド
芭蕉と壺ひとつだけでだいぶ印象は変わりますね！
こうやって見てみるとゆるゆるとだけどイメージしている空間に近づいている感触が得られます
ブーゲンビリアとボトルブラシ、どこに植えようかなぁ
樹木系は動かせないから悩むんですよね...
と妄想は尽きません
猫：「また、変なもん買ってきやがったな」
僕：「・・・」
猫：「遊んでないで早くタネ撒けよ！」
僕：「はぁ〜い・・・」