Soul Searchin' A Life in Tokyo

マトリックス レザレクションズ 自ら創り上げたMatrixに囚われてしまったMatrix 冬至に想う陰陽のバランス

マトリックス レザレクションズ 自ら創り上げたMatrixに囚われてしまったMatrix


自ら創り上げたMatrixに囚われてしまったMatrix

1999年の第1作、2003年の2作目リローデッドと3作目レボリューションズの3部作で完結した映画 マトリックス

複数台のカメラで捉えたバレットタイムの視覚体験もさることながら、現実世界の捉え方が変わってしまうようなストーリーに意識変容を促された人も多かったと思います

神話や宗教、哲学的なエッセンスがふんだんに散りばめられたレジスタンスの物語は往々にして歴史に残る映画になるもの

マトリックスはそんな映画の1本なのです

 

レボリューションから18年経った2021年、4作目となるレザレクションズが12月17日に公開されました

マトリックスシリーズに感化された人達にとっては「どんなストーリーになるの?」と期待せずにはいられません

少し出遅れましたが昨晩レイトショーで観てきました

映画館に入ると300席以上あるシアターの観客はたった9人!

歴史的大作の続編としては些か拍子抜けしましたが、照明が落ち、緑色に鈍く光るワーナーのロゴが回転し滝のように流れるコードがスクリーンに映し出されると「あぁ、始まった!」と懐かしい感覚が蘇ってきます

ストーリーが始まり高層階のビルの一室で複数のモニターに囲まれたキアヌが登場

命を落とし光となったはずのキアヌが再びAIが創り出したマトリックスの世界にいることは過去3作品を観た人であれば直感的に理解出来ます

その後、過去作品の映像と新旧キャラクターが入り混じって進むストーリーは、各方面でいわれている通り同窓会感満載

しかし、あまりにも昔の映像の引用が多いし、斬新な映像表現もないし若干飽き飽きます

中盤に差し掛かっても私たちに意識変容を促すような展開は見えてきません

不完全燃焼のままストーリーは続き

最終的には

ネオとトリニティを復活させたかっただけ

マトリックス、お前も単なるエンタメに落ちたか…

といった感じで終わってしまいました

 

本編でも出てきますが、タイムワーナーから「4作目をつくれ」としつこく言われて作ったのか知りませんが、エンドロールが終わった後のオチにもならないオチはある意味本編のアイロニーとしか感じられませんでした

愛する人との死別を経験した監督のプライベートな想いとコマーシャリズムが入り混じった映画

そんな感じで、ちょっぴり期待はずれでした

 

冬至に想う陰陽のバランス

コロナ以降仕事のオンライン化が進み、東京にいても自宅で過ごすことが多くなりました

買い物もほとんどオンラインで済ませられるので、都内を歩く機会が以前にも増して減っています

それでも月に何回かは街中に出るのですが、駅を降りて目的の場所に向かっていると、突然 目の前に広がる景色がバーチャルに見えてくることがあります

まさに映画マトリックスの世界

映画の中ではAIが作り出したデジタルワールドをマトリックスとしていますが、私たちが暮らす世界も目に入ってくるもののほとんどは人間が作り上げたもの

ビットで作るかコンクリートとガラスで作るかの違いでしかありません

マトリックス レザレクションズ 自ら創り上げたMatrixに囚われてしまったMatrix

今日は久しぶりに対面の打ち合わせがあったので表参道を歩いていたのですが、立ち並ぶブランドショップに列をなす人たちを眺めていると、物理的なもののみならず、感情的なもの≒価値観もハックされていることに気付かされます

作り上げられたブランドというイメージ

シンボルの増幅によって浸透していく共同幻想的価値認識

同じバッグでもLVやHのロゴがつけば、たとえ機能とデザインが同じであったとしても金銭的な価値は高くなるのです

AIが作り出すクオリティと比べればまだまだアナログ感満載ですが、それでも着実にリアルワールドのマトリックス化が進んでいるのです

マトリックス レザレクションズ 自ら創り上げたMatrixに囚われてしまったMatrix

その内、バイオテクノロジーで枝葉の形までコントロールされたケヤキに植え替えられ、いずれは物理的なものは消滅しビットで構成された表参道になっていくのでしょう!

その頃になれば、味覚も感情も人間関係も精緻にコントロールされたものに置き換えられているのです

表参道を抜けて歩いていたのですが、

人間が作り出した世界を陽と捉え、自然の動きを陰と捉えるなら

都市部は陽のバランスが強すぎるのは明らかです

そして、いまの社会の常識や価値観も陽の要素が強いのです

人間が作り出す陽の世界の行き着く先は映画マトリックス3部作で体感することができました

それを望むならそれでOK

 

もし自然の摂理=陰の世界をベースに向かいたいならレッドピルを飲む時です

 

今日は陰極まる冬至

明日から日中の時間が徐々に長くなっていきますが、体感的には暫く夜が長く感じるでしょう

もし思考優位に傾いているなと思ったら

この期間に自然の動きを感じたり、瞑想とかして思考を停止させたりして陰陽のバランスをとると良いかもしれません

自然の流れに身を委ねたり、内側から湧いてくるものを感じ行動していけば、自ずとその道が開けてくるものだと思っています

 

もし僕がマトリックス4を描くとしたら、ベースの世界を自然の摂理に置き換えるストーリーにするんだけどね!

まぁ、ちょっぴりその要素は見え隠れしたけどね

あ〜ぁ、残念だったな(笑)

 

-Soul Searchin', A Life in Tokyo