今日は満月。さらに部分月蝕が重なります
部分月食と言っても97.8%が隠れるのでほぼ皆既日食
5月の皆既月食は東京にいて、確か曇りで見れなかったので2021年最後の天体ビッグイベントを見に房総に向かいました
ここのところ予定が詰まっており、今日も1日小屋で会議と資料作りをしていたらあっという間に陽が落ち薄暗くなってきました
九十九里浜で月蝕を見ようと思っていたのでカメラの準備をしてクルマに乗り込もうとしたら、すでに欠けたお月様が昇ってきました
ここからでも綺麗に見れそうだな、と思い今回は房総フィールドから見上げることにします
17:20ごろの月
本来であればまんまるの満月ですが、地球の影が月を隠しまるで三日月のようです
17:45ごろ
波長が長い赤い光が月を照らし始めました
そして月蝕のピーク18:05ごろのお月様
夕陽に照らされた赤とはちょっと違うミステリアスな赤い月
僕が見上げている地球の反対側にある太陽を感じながら紅く染まる月を暫し眺めます
18:50ごろ
影が徐々に上に移動し始め満月が姿を現し始めます
このあと温泉に移動し、露天風呂から満ちてくるお月様を眺めておりました♪
20:30ごろ
19:47に月食が終わったので、房総フィールドに戻ったらまんまるの満月が何事もなかったかのように夜空に浮かんでおりました
月の大きさを1とすると太陽の大きさは約400倍
地球から太陽の距離を1とすると地球から月の距離は約1/400
つまり、この地球から見た太陽と月の大きさがほぼ同じであることから皆既日食や皆既月食が起こるのです
これを偶然と捉えるのか、見えざる手によるものなのか、真相は知る由もないですがこんなミステリアスな現象を目の当たりにすると、人智を超えた領域に「なんらかの意思」があるように思えてきます
水があって、大気があって、土があって、植物が生い茂り、微生物から小さな昆虫、動物や鳥、人間が活動しながら絶妙なバランスが取れていることも、よくよく考えると単なる偶然とは思えません
どこかの誰かが緻密に設計して
「ほら、こうすればうまく回るじゃん!」
ってどこか遠くでほくそ笑んでいるのかもしれません
「最近、人間どもが動き回りすぎているからウイルスで脅してやろうか!」
とかやってるのかもね
惑星の配置から生命活動までが緻密にプログラミングされ自動化されているものだとしても、それらが生み出す視覚的美しさまで考慮に入れていたんでしょうか?
太陽と地球と月が並ぶときは光の波長と屈折率をこれくらいにすると赤くなるな
とかまで計算していたとしたならば、もはやお手上げ!
全てを受け入れ、感じるがまま、素直に生きていくしかないのかもしれませんね!