ホモ・サピエンスがアフリカ大陸を出て世界へと向い始めたころ、夜空に浮かんでいた彗星
それが2023年1月に中国の紫金山天文台で発見された紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)
この彗星を見た祖先のDNAが8万年後の今を生きる私たちに受け継がれているわけです
この時空を超えたロマンティックな再会を祝わずに2024年は終われません!
半年以上前から地球に一番近づく日をカレンダーに登録し、再会を楽しみにしていましたが、タイミングと天候が悪く見れないまま1週間が経過
Instagramにポストされるのを見たり、友達からも「見れたよー!」と写真が送られてきたり
なんで僕だけ見れないんだぁーーー!
と羨ましさいっぱいで地団駄を踏んでいました(笑)
今回は見れないのか...
次にやってくる8万年後まで生き延びるか...
と半ば諦めかけていたところ
本日、野良仕事を終えて空を見上げると、曇っていた空がすっきりしてきました
雲は出ているものの流れている、今日は見れるかも?!
17時過ぎから小屋で待機し陽が落ちるのを待ちます
先週のこの時間は地平線のちょっと上辺りにいましたが、地球から遠ざかるにつれ高度が上がってきています
金星の右側に位置しているのは把握していたのですが、日に日に暗くなってきているとのことで肉眼で捉えることはできず、あたりを付けて写真を撮っては拡大して彗星を探していました
そして、ついに発見!
見れたー!!!!
肉眼ではほとんどわかりませんが、カメラモニターに写し出された尾を引く彗星を見た途端、うっすら涙が出てくるほどの嬉しさ!
なんて綺麗なんだ!美しすぎる!
こんなに尾を引く彗星を見たのは、中学生のころ見たハレー彗星以来
上の写真はSony α7 RIIIにVoigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical(ISO1600、8sec)で撮影、下のはNIKON Reflex-Nikkor 500mm F8(ISO3200、1.6sec)
500mmは40年近く前のレンズなので流石に解像感は落ちますが迫力はありますね
紫金山・アトラス彗星はただいま金星と水星の軌道間を進み、徐々に地球から遠ざかっています
再び地球にやってくるのは82024年ごろ
道具といえば動物の骨くらいだった人類が、火星に向かう直前までやってきました
次の8万年でどこまで進化できるのでしょう?!
少なくとも5次元レベルのトラベルは普通になっているんでしょうね!
またお会いできるのを楽しみにしております☆彡