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房総 東浪見で星空を眺めながら占星術のグレートコンジャンクション「風の時代」に想いを馳せる

房総 東浪見で星空を眺めながら占星術のグレートコンジャンクション「風の時代」に想いを馳せる


ここ数ヶ月、夜空を見上げると木星と土星が並んで浮かんでいます

上の写真で天の川の左側で大きく輝いているのが木星、その左斜め上にあるのが土星

 

占星術の世界では、木星は拡大・開放・幸福などを意味し、土星は規律・制限・義務などを意味する惑星

そして、今年の冬至 2020年12月21に木星と土星が重なるグレートコンジャンクションが起こるそうです

グレートコンジャンクションは20年に1度くらいの頻度で発生し、社会が変化する節目と言われており、ここ240年間は「」のエレメントの星座(牡牛座・乙女座・山羊座)でグレートコンジャンクションが起きてきたそうです

しかし、今年の冬至は「」のエレメント 水瓶座でグレートコンジャンクションが起こるそうで、世の中の価値観が大きく変化していくターニングポイントとされています

土の時代」から「風の時代」へ

」のエレメントが表すものは物質的なもの、所有、安定。そして「」のエレメントは情報や知恵、コミュニケーションといった「」が持つ要素とは真逆の、目に見えない、手に触れることができないものを表すそうです

 

いまの社会を一歩引いて見てみると、確かにお金やモノといった物質的なものをベースに世の中が動いています。「土」という文字が表す通り、土地や不動産に価値がある=高価であることも「土の時代」の象徴なのかもしれません

僕は占星術のロジックを理解している訳でもなく、盲信している訳でもないですが、いくつかのエッセンスを見聞きしていると、世の中の流れや人々の抱く価値観と天体の動きがリンクしているようにも思えます

天体という物質がこの社会に影響を及ぼすなんてあり得ない!とも思いますが、少なくとも、この太陽系の惑星は太陽を中心に公転しており、それぞれの星が持つ重力が相互に影響していることは理解できます

一旦「土の時代」的な物質的な理解を横に置いておいて、この数年間に起きた出来事を思い起こすと、泡沫候補と言われたドナルド・トランプがアメリカ合衆国の大統領になり、いままでの世界秩序を引っ掻き回しています。そして今年に入ってからは新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、その動きは加速しているようにも見えます

EUを離脱したイギリスに始まり、昨今のイスラエルとUAEの国交樹立といった国家の枠組みの変化、リーマンショック以降大きな負の遺産を抱えたまま延命している金融システム、中国依存の新自由主義やグローバル経済の変化、そして個人のライフスタイルまで徐々に変わってきています

歴史はとある1日を起点に一変するのではなく、ひとつひとつの動きが相互に作用しあいながら、ゆっくりと動いていくもの

この歴史の流れが、人類の集合意識的なものが生み出したものなのか世界をコントロールしようとしている何者かが意図して動かしているのか宇宙的な意思のようなものによって導かれているのかは分かりませんが、一連の動きが「土の時代」を終わらせ「風の時代」へと向かう布石だとしたら、占星術的のこの世の捉え方と符号してきます

「風の時代」にベースとなるものが情報や知恵、コミュニケーションだとすると、インターネットが1990年代初頭に登場し、個人レベルで情報発信ができ、物理的制約を超えて人々がコミュニケーションできるようになったこととも合致してきます

物質的なものから目に見えないものに価値が変化していくことも肌感覚として理解できます

房総 東浪見で星空を眺めながら占星術のグレートコンジャンクション「風の時代」に想いを馳せる

東から陽が昇り

房総 東浪見で星空を眺めながら占星術のグレートコンジャンクション「風の時代」に想いを馳せる

太陽の恵みで動植物が育ち

房総 東浪見で星空を眺めながら占星術のグレートコンジャンクション「風の時代」に想いを馳せる

西の空に陽が沈み

房総 東浪見で星空を眺めながら占星術のグレートコンジャンクション「風の時代」に想いを馳せる

星が輝く夜がやってきます(ちなみにこれは火星)

普段の生活だと、この動きは単に1日が過ぎ去っていくとしか捉えられませんが、作物を育てていると、この動きこそが生命を育んでいることを実感させられます

昼間に葉を広げ、夜になると閉じる落花生、数日過ぎただけで大きくなるゴーヤ、ゆっくりだけど確実に大きく膨らんでいくスイカ

そして実をつけた後、葉が落ち、茎が枯れ、それを小さな昆虫や微生物たちが分解し土に吸収され養分になっていく

僕がなにもしなくても、目に見えないものの働きで動いていることの方が圧倒的に多いのです

完璧とも言えるエコシステムがあるにも関わらず、「土の時代」にはこの一連の動きを経済原理に従って人為的にコントロールしようとしたり、無節操に搾取しバランスを崩してしまうことが頻発してきました

もし、本当に「風の時代」というものが到来するのであれば、このエコシステムをベースにしたライフスタイルに価値が移っていくのかもしれません

 

昨日秋分を迎えたので、冬至まで3ヶ月を切りました

惑星たちの動きが、本当に私たちの社会に影響を及ぼしているのかを体感するには良いタイミング

かといって、そのタイミングを待ちわび外圧によって変化していくことを望んでいる訳ではなく、常に自分の内側から出てくる理想を夢想し行動し続けることが、次の時代の流れに乗れるかどうかの分かれ道なのだと思うのです

僕は物質的なものも大好きだけど、新しい世界を自らの手で創り上げることができるとしたらこれほどエキサイティングなことはありません!

「風の時代」楽しみであります!

 

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