いままで何度か「天体の動きが個人や社会に影響を与えているのではないか?」的なことをつらつらと書いたことがありましたが、今回はここ数年で僕に起きたことと星の動きを照らし合わせて書いてみようと思います
僕は5月生まれで太陽星座が牡牛座です
占星術の世界では各星座ごとに支配星というものが存在します
牡牛座の支配星は地球のお隣に浮かぶ金星
金星は英語でヴィーナス。「明けの明星」「暮れの明星」と言われ、古代から美しさと輝きを象徴する星として称えられてきた星
金星を支配星にもつ牡牛座は「美」「快適さ」「食」「お金」「豊さ」への強い関心を象徴とし、五感に訴えかけてくるものを追い求める傾向があるとされています
また、牡牛座は乙女座、山羊座とともに「現実的」「物質的」な世界と結びついており、伝統や安定を重んじる地のエレメントとなります
これが占星術的視点でみた牡牛座の特徴
このような「牡牛座と金星」のような支配星といった関係とは別に、日々動いている天体がどの星座に位置しているかも星読みの要素になっています
例えば、拡大、発展など幸運をもたらすといわれる木星が2024年5月末ごろから双子座に入っているので、いま双子座さんはラッキーな出来事が起こりやすいということになります。ちなみに木星は約1年ごとに各星座を巡るので12年に1度それぞれの星座にチャンスが巡ってくることになります
現在、牡牛座のエリアには天王星が入っています
天王星は「変革」「革新」「独立」「自由」を象徴する惑星で、2018年ごろから約8年間 牡牛座に滞在しています
「天王星牡牛座」期間を占星術的に解釈をすると、牡牛座が持つ「美」「快適さ」「食」「お金」「豊さ」や「現実的」「物質的」な要素に対して、「変革」や「改革」が入るということになります
これは太陽星座に牡牛座を持つ人に限った話ではなく、社会的にも牡牛座的要素に「変革」や「改革」が入ることを意味します
天王星が牡牛座に入ったのは2018年5月15日ごろ。そこから逆行したり牡羊座に戻ったりしながら、完全に牡牛座に入ったのが翌2019年3月6日
この「天王星牡牛座」期間の初期段階に、牡牛座である僕個人に起きたことは「スピリチュアリティの目覚め」といって良いかもしれません
「スピリチュアリティ」というと怪しげな感じがしますが、この世の動きをじっと眺めてみると、人間の明確な意思や思考だけで世界が成り立っているわけではありません
身の回りで起こる出来事、ポジティブなこと、ネガティブなこと、人との出会いや別れ、インスピレーション、どれも自分の意思とは関係ないところからやってきます
そして、なにかしらの行動を起こす動機は、そういった外部から受けた刺激がきっかけとなったり、ふとした時に降りてきた直感であったりするものです
そういった類のものは顕在意識でコントロールしているものではなく、自分の中にある潜在的、精神的な領域からやってくることが多いと思います
それまでも精神世界的な領域に関心がなかったわけではありませんが、体感をもってそういった視点から目の前で起きる現象を見つめられるようになった、つまり牡牛座的「物質的」「現実的」な側面だけが世界ではないことに気付かされた、というのが2018年〜2019年ごろだったということです
この気づきに半ば乗っかるような感じで、会社勤めを辞め2019年7月からフリーランスとして独立
ちなみに辞表を出したのは天王星が完全に牡牛座入りした3月6日でした!
その翌年には新型コロナウイルス騒動が起きテレワークが日常となったり、僕個人だけでなく社会的にもライフスタイルは大きく変化していったのです
それまで当たり前だと思っていたことがガラガラと音を立てて崩れ去っていく様は、牡牛座が持つ「現実的」「物質的」な伝統や安定の領域に対し天王星のテーマである「変革」と「改革」が促されたと捉えられるわけです
牡牛座が持つ要素のひとつに「食」がありますが、お米作りを始めたのも2020年。憧れであった自給自足的なライフスタイルが大きく前進したことに加え、お金だけが豊さの本質ではないことを身をもって体験できたのも「天王星牡牛座」期間中であったということです
話は少しそれますが、先ほどあげた、幸運をもたらすとされる木星は昨年 牡牛座に滞在していました。確かに仕事の幅が広がり業績も良く、振り返ってみればラッキーな出来事が多い一年でした
そんなの、それまで積み上げてきたことが実るタイミングだっただけじゃん、とも捉えられますが、星の動きとそのテーマを知った上で自分の身に起きたことを照らし合わせてみると不思議と付合する点がいくつも見えてきます
加えて、星の配置が意味することに逆らった動きをすると、短期的には何事もなく過ごせたとしても、長期的にみると本質にたどり着けず逆に苦しくなったりするようにも感じています
起きた出来事がネガティブなものであったとしても、それは進むべき方向がそっちではないと気付きを与えてくれているものなのかもしれません
こうやって占星術的解釈と人生のイベントがリンクしてくると、これは「ただの占い」ではない、ある種の宿命的なもの、もしくは、仕組まれたプログラムなのではないか?!とも思えてきてしまうわけなのです!
そして天王星は2026年4月26日まで牡牛座に滞在しています
もし占星術的捉え方がこの世に影響を及ぼしているとするならば、牡牛座的なるものの変革はあと1年半くらい続いていくのでしょう
牡牛座である僕個人においては、ここ1〜2年は比較的落ち着いた凪の状態だったので「天王星牡牛座」期間の大変革も終わったんだなぁと思っていたのですが、ラストスパートのこのタイミングにきて、なんだか慌ただしくなってきています
ここ最近、良いこと悪いこと、小さいこと大きいこと含めて「まじか!」的な出来事が頻発していて、ぶっちゃけ「もぉー勘弁してくれよ!」と変化を嫌う牡牛座らしい僕がいるわけです(コツコツ積み上げながら変化していくのは好きなんだけど、突発的、外圧的な変化は苦手!)
でも、「天王星牡牛座」期間の前半に、目の前で起きていることの捉え方を学んでいるので受け入れるしかないことはわかっているのです!
目の前で巻き起こる現象は
魂が変化した先の世界を望んでいる
その変化のきっかけとして起きているのです。きっと
個人的な話はさておき、社会的にも最後の一発的なものが来そうな感じがしています
僕にはそれがなんなのかわからないけれど、どんなにでっかいのが来たとしても、思考で「伝統」や「安定」を維持しようと思っても、たぶん星の影響力には敵わないのでしょう
壊れていくものは壊れていくし、その先の世界をどうやっていくかは、一人ひとりが魂の震える方に進んでいけば良いだけのことだと思っています
牡牛座の皆さんは個人レベルも含めてガラガラ変わっていくようなので大変ですけど、お互い楽しんでいきましょ♪
大波を乗り切るためのスタンスは「Surrender」することなのです!
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占星術で見た次のビッグイベントは2024年11月20日
破壊と再生の星、冥王星が山羊座から水瓶座に移ります
これは、牡牛座と同じく「物質的」「現実的」な地のエレメントの山羊座から、「自由」や「個」を象徴する風のエレメントの水瓶座へ移るということを意味します
星の動きが複層的になっているので分かりにくいけれど、こういった視点で自分自身の変化や世の中の動きを見てみるのも面白いものです
ご自身の星座にいまどんな星が入っていて、その意味を紐解いていくと「お〜そういうことか!」ってなるかもしれません