普段は東京自宅で仕事をしていますが、ここのところ会議や野暮用で外出が続いており、1日の大半を都内中心部で過ごしています
移動中、都心の風景を眺めていると、目に映るものの一つ一つが、どこかの誰かの手によって設計され、どこかの誰かの手によって作り上げられたんだなぁと感慨深く思えてくるわけです
週末を過ごす房総のように、自然が勝手に環境を作り変えていく余地はほとんど残っていません
これはこれである意味すごいこと
この「都市を作り上げるエネルギー」がどこからやってくるのだろう?
と思いを馳せてみると、その源のひとつは「欲望」なのではないかと思います
良い立地に建つ快適な住まいに住みたいと思ったり
どこか遠くに行きたいと思ったり
いまより少しでも良い暮らしを手に入れたいといった想いは、所得や所持しているものとは関係なく、誰にでもあるものだと思います
そういったひとりひとりの小さな欲望が膨大に積み重なり蠢いているのが都市であるように思うのです
では、なぜ欲望が生まれ、なんのために欲望を満たそうとするのでしょう?
よく言われることですが、欲望は外側で生み出されるもので、自分の内側から出てくるものではありません
いくつもバッグを持っているにも関わらずロエベのトートが欲しいと思うのは、それがあるからであり、それを目にしたときの刺激が欲望へと昇華していくのです
そして、なぜその欲望を満たそうと動くのかというと、それは、人には「変化したい」という根源的な欲求があるからだと思います
新しいトートを肩にかけて歩く自分の姿や、その中に入れるものをイメージしたりしている時、ワクワクしてきますよね?
もし人が変化することを拒み現状維持を選択したらどうなるでしょう?
おそらく悶々とした退屈な日々を過ごすことになると思うのです
個人的な経験からも、やることがいっぱいある時の方がエネルギーが満ち溢れてくる感じがします
欲望の対象となるものが、たとえ本質的でないものであったとしても、それがあることで変化=エネルギーを生み出す原動力になることもあるわけです
賃料100万円を超えるレジデンスも
一生その走行性能を発揮することなく終わるであろうゲレンデヴァーゲンも
四畳半とジムニーがある生活と本質的には変わらないのです!
ちなみにこのG580でジムニー15台くらい買えちゃいます 笑
でも、こういったものが存在することでモチベーションが湧いてくる側面もあり、なんだかよくわからないけれど頑張ろって思っちゃたりするんですよね!
なんてことを欲望渦巻く東京の街中を歩きながら思っておりました
そんな欲望をすーっと吸収してしまう大きな社があるところも東京の面白いところですね
それにしても、この森の浄化する力は半端ない!