冬休みが終り日常に戻りました。
休み中は意識的に予定を一切入れず、時間を自分のためだけに使ってきました。何をするにも「その瞬間」のインスピレーションに従って行動していたので、完全にマイワールドに没入している状態が続いていました。
そして、休みが終わり会社に向かう途中、電車を待っていたときに、突然、目に映るものが仮想空間で起きていることのような感覚に陥りました。
ちょうど、お休み最終日に映画MATRIXを3本続けて見たこともあり、プラットフォームに立っている自分がネオになってしまったような感じでした。(影響されすぎ 笑)
映画のMATRIX空間はコンピューター(AI)によって作り出された仮想現実ですが、いま私達が生活している「現実」も共同幻想の上に成り立っています。
ある意味「何者か」によって作り出されたバーチャルなシステムの中を生きているとも言えなくもないのです。
国家、宗教、政府、お金、そして多くの人が働く会社。
これらは、好むと好まざるとにかかわらず、皆が「信じている」から成立しているものです。
もし、この「信仰」が揺らいだらどうなってしまうのか?
皆が、国家という単位は一体なんのために存在しているのか?
皆が、宗教は本当に私を幸せに導いているのだろうか?
皆が、政府は自分のために何かをしてくれているだろうか?
皆が、お金という媒介がなければ生きていくことは出来ないのだろうか?
皆が、なぜ一日の大半を会社のデスクに座りでキーボードを叩いているのだろうか?
往々にしてこの類の幻想は生まれては消えているのです。直近の大きな変化はソビエト連邦崩壊に伴う社会主義という幻想の事実上の消滅でした(一部国家ではまだ採用されていますが、それが真の意味での社会主義かは疑問です)
しかし、人類はこの共同幻想という価値観のもとで協調しあえたからこそ、この星の頂点に立てたので、容易くそれを壊すことはないでしょう。特にそれをコントロールできる権力を持っている階層にいる人達はそのシステムから富を得ているので、維持し継続していくことが最優先課題なのです。
ただ、いまの世の中を動かしているシステムはいたるところで制度疲労を起こしています。富の格差は歪に広がり、権力構造の上層にいる人の不正は(責任の所在が不明なまま)まかり通り、下層にいる人の不正は厳しく罰せられる。
制度疲労を繕おうとしてもOSそのものが古いので、パッチをあてたとしても他のところに影響がでてしまう。
少し身を引いて見てみると「あれ?なんかおかしくね?」みたいなものは山のようにあります。
いま私達が信じているものは、これから先の「私」を本当に幸せにしてくれるのでしょうか?
もし、この共同幻想が大きな価値観の変化によって崩れ去り、新たな幻想が出現するとしたら、それはどういった価値観に根ざしたものになるのか?
いま、僕の興味はこっちにあります。
LGBT、大麻合法化など、いままでタブーとされてきたことが徐々にオープンになり、既存の価値観揺るがし始めています。
さらに近い将来、ビッグデータ+AIがもたらす変化は、それまで暗黙の前提としてきたものごとを大きく揺るがすことになるでしょう。
そして、インターネットというメディアの成長と共に、水面下で脈々と続いてきているシャーマニスティックなインフォメーションが表に浮き出てきています。
おそらく、今の幻想はそろそろ終わりを告げ、新たな幻想を創り上げていくタイミングなんだと思っています。
では、新たな幻想がどのようなものになるのか?
それはまだよくわかりません。
現時点で僕のインスピレーションでは
個人が集団の一部ではなく個として存在する力
テクノロジーの仕組みを理解し対峙できる力
地球もしくは宇宙のバイブレーションに共鳴する力
みたいなものがキーになると感じています。
そしてたどり着く方向性は、一人一人が個として地に足をつけて立ち、一人一人が自分を自分のやり方で表現し、それを尊重しあえるようなそんな感じかな?!
と、いう感じで、
「僕は、日中は仮想現実世界にログインしゲームを楽しんで、夜と週末に本当の現実世界で遊んでるんだ!」
という気付きがあった休み明けでした(笑)
You may say I'm a dreamer, but that time will come soon!