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高倍率ズーム SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM x Sony α NEX-6



左からVoigtlander ULTRON 21mm F1.8 / NOKTON 40mm F1.4/ SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM / Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.4

単焦点21mm、35mm、40mmと順調にレンズ沼に小指を突っ込み始めていますが、今度は望遠レンズを試してみたくなりました。

一口に望遠レンズと言っても70mm、100mm、300mm以上と様々な種類があり、素人にはどの焦点距離でどれくらいの画角が得られるのかイメージできません。

そんな人に最適なのが「高倍率ズーム」

高倍率ズームとは18mm前後〜200、300mmといった広角域から中望遠域までのレンジをカバーする万能レンズ。
この手のレンズは一般的に、初心者用、旅行用といった「割り切りレンズ」=「画質が悪い」と言われますが、Flickrで高倍率ズームレンズで撮影した写真を検索してみると(素人目には)綺麗な写真が並びます。最近の製品はそこそこのクオリティを発揮できるようですね。

Sony α NEX-6用高倍率ズーム選定

僕はSony α NEX-6を使っているので、純正のEマウント対応の高倍率ズームレンズにするのが最適なのですが新品/中古ともにお値段も高め。比較的リーズナブルなTAMRONとSIGMAに絞り込みました。ネットで作例を見ているとTAMRONは柔らかく味のある色味、SIGMAはスパッとシャープな印象。

中望遠域で撮影してみたいものをイメージすると、シャープさが欲しかったので、今回はSIGMAにしました。
ちなみに僕はマニュアルフォーカスなのでAFのスピードは考慮していません。AFを考慮すると純正も選択肢として残りますね。

Sigma 18-250 F3.5-6.3 + a mount(Minolta AF) to NEXアダプター

SIGMA 高倍率ズームレンズ

SIGMAの高倍率ズームレンズはいくつかありますが、候補は18-200mm(2014年/3.9万前後)、18-250mm(2012年/3.8万前後)、18-300mm(2015年/4.8万前後)の3本。NEX-6はAPS-Cなので、35mm換算で27mm〜300、375、450mmとなります。
高倍率ズームレンズは新しければ新しいほどクオリティが高いようなので最新の18-300がベストチョイスなのでしょうがそこまでコストをかけたくなかったので焦点距離の間をとって18-250mmに決定。

Sigma 18-250 F3.5-6.3 レンズの長さ 18mm
Sigma DC 18-250mm F3.5-6.3 HSM OS 18mmのとき

Sigma 18-250 F3.5-6.3 レンズの長さ 250mm
Sigma DC 18-250mm F3.5-6.3 HSM OS 250mmのとき

SIGMA 18-250mmのバリエーション

SIGMA 18-250mmに絞り込んで新品/中古を探しはじめると、いくつかバリエーションがあることがわかりました。最初はそれぞれ何が違うのかさっぱりわかりませんでしたが、よくよく調べてみると、このレンズは2009年に発売開始され、2012年にアップデートされています。

大きな違いは小型軽量化(Ø72mm→Ø62mm、630g→470g)とマクロ機能の追加ですが、アップデート版のSony用とPENTAX用はレンズ内の手ぶれ補正機能(OS)が省かれました。理由はカメラ本体内に手ぶれ補正機能があるからということのようですが、僕が使っているNEX-6に手ぶれ補正機能は付いていません。なので本体に手ぶれ補正機能がないSony(若しくはPentax)のカメラでこのレンズはをチョイスするときは要注意です。常に三脚使うのであれば気にしなくても良いのかもしれませんが、手持ちでそれなりに重量のあるレンズを安定させるとなると、ないよりあった方が良い機能だと思います。

2009年版
SIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM(手ぶれ補正内蔵)

2012年版
SIGMA 18-250 F3.5-6.3 DC MACRO HSM(手ぶれ補正なし)
*Nikon/Canon/Sigma用は手ぶれ補正付き

型番にOS(Optical Stabilizer)がついたものが手ぶれ補正機能付き、MACROがある方が新しい方です。ちなみにDCはASP-C用、HSMはHyper-Sonic Motor搭載を意味します。あーややこしい(笑)

Sony製カメラでレンズ内の手ぶれ補正機能が欲しければ型の古い初期型、もしくは、手ぶれ補正もマクロも欲しいとなると他社製用+マウントアダプターという手もありなんでしょうね。レンズが各メーカー用ごとにチューニングされているかどうかまではわかりませんが物理的には装着可能でしょう。

Sigma 18-250 F3.5-6.3 AF/M OS

ということで、最終的にチョイスしたのは2009年型の手ぶれ補正付きSIGMA 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM Sony用(生産終了品なので中古で2万円程度)

フィルター径72mmとサイズはひとまわり大きくなってしまいますが致し方ありません。

なお、このレンズはAマウントなのでEマウントに変換するアダプターを取り付けてNEX-6に装着しております。前述の通り僕はマニュアルフォーカス前提なので、電子接点のないマウントアダプターですが、LA-EA4など電子接点のあるアダプターを使えばAFも動作するようです。

Sigma 18-250 F3.5-6.3 + ZEROPORT JAPAN 72mm ドレスアップフィルターレッド
ZEROPORT JAPANのドレスアップフィルター レッドでオシャレしてみました(笑)にしても72mmってでかい

という魑魅魍魎としたレンズの世界を彷徨うこと1週間。ようやくひらけた場所にたどり着いた気分です(笑)

さて、これからどんな絵が撮れるのか楽しみです♪

Sigma DC 18-250mm F3.5-6.3 HSM OS x NEX-6画角
Sigma 18-250 F3.5-6.3で切り取る房総フィールドの画角
レンズフードをきちんとはめていなかったので右上に映り込んでおります・・・

Sigma 18-250 F3.5-6.3で切り取る房総フィールドの画角 18mm
18mmの画角

Sigma 18-250 F3.5-6.3で切り取る房総フィールドの画角 250mm
250mmの画角

Sigma DC 18-250mm F3.5-6.3 HSM OS x NEX-6で試し撮り

Sigma 18-250 F3.5-6.3試し撮り カモメと海
カモメと海 ちょっとピンボケ 露出を1くらいあげて現像

Sigma 18-250 F3.5-6.3試し撮り カモメ
カモメ ちょっとアンダーだったので1.5ほど露出あげて現像+150%ほど拡大

Sigma 18-250 F3.5-6.3試し撮り大原漁港朝市 カツオ
朝市のマグロ 美味そう ノン加工

Sigma 18-250 F3.5-6.3試し撮り 房総フィールドの星空(北斗七星)
房総フィールド上空の北斗七星 ワイド端 f3.5/10sec/ISO800くらいだったかな?!

曇り空で風の強い1日だったのであまりスカッとした写真は撮れませんでしたが、肉眼で見たときに近い、非常にニュートラルでしっかりとした写真が撮れるレンズですね。

フォーカスリングも軽くてピントもぱきっと合い非常に使いやすいです。ただ、期待していたレンズの手ぶれ補正機能(OS)は動いていないっぽい。やはり電子接点のないアダプタターだと作動しないのか?!

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