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オールドレンズ沼に小指を突っ込んでみる 〜 Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.4+Sony α NEX6

投稿日:2017年12月2日 更新日:



今年の夏前にカメラを中古のミラーレス機 Sony α NEX-6に変えました。

デジタルテクノロジーが日進月歩で進化している最中、5年前(2012年11月)に発売されたカメラにするなんてナンセンスですが浮いたお金をレンズに回したかったのです。

まず購入したのはVoigtlander NOKTON 40mm F1.4とULTRON 21mm F1.8の2本。
この2本のレンズはF1.4 F1.8という明るいレンズで、柔らかく光を捕まえてくれる感じがします。その感じがここ房総フィールドの空気感に近い気がして愛用しています。

35mmレンズを物色

カメラをリプレイスしてから半年ほど経過し、21mmと40mmの中間くらいの画角となる35mmのレンズを物色し始めました。APS-Cのカメラで35mmレンズだと、一般的に言われる標準レンズの画角になるので、「標準」を理解する意味でもこの焦点距離のレンズが欲しかったのです。

どうせレンズを追加するなら、Voigtlanderの柔らかい感じではなく、パキッとしたキレのあるレンズにしでみようとCarl Zeissを中心に候補を挙げてみました

・Leica Summilux-M 35mm F1.4 ¥25〜350,000(新品60万前後)
・Carl Zeiss Distagon T* 35mm F1.4 ¥200,000前後
・Carl Zeiss Biogon T* 35mm F2.0 ¥85,000前後
・Jupiter-12 35mm F2.8(Biogon COPY) ¥10,000前後
・Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.4 ¥30,000前後

欲しかった順に並べると上の3つは予算的に手を出さない方が良い領域(笑)
ロシア製のJupiter-12はBiogonのコピーレンズなので、これにしようと思っていたのですが、後玉が思いっきり出っ張っているレンズの構造上NEX-6には収まらなそう。

ということで最終的に残ったFlektogonを購入してみることにしました。

Carl Zeiss社の歴史

このレンズ Flektogonの素性を調べていくとCarl Zeissというレンズメーカーの歴史を遡る必要が出てきます。
Carl ZeissといえばContaxやSony製のカメラで採用されているSonnar(ゾナー)とかT* (ティースター)とかで耳馴染みがあると思います。
そのCarl Zeissは1846年に顕微鏡製造から始まったドイツの光学メーカーですが、第二次世界大戦後の東西分断により、西ドイツの「Zeiss Opton」と東ドイツの「Carl Zeiss Jena」に分裂。さらに東ドイツ側の技術者がソ連に送られ、JupiterをはじめとするZeissのコピーレンズが生まれるといった系譜となるようです。
今回入手したFlektogonは東ドイツのCarl Zeiss Jenaで作られたレンズ。
このFlektogon 35mmは3世代に分かれています。初代はシルバーボディ、2代目がゼブラ柄、3代目がブラックという感じで見分けられます。初代と2代目がF2.8なのに対し3代目はF2.4となっています。マウントはM42とエクサクタのものがあるので購入する際は注意が必要ですね。

ご参考:CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON 35mm / f2.4(M42)解説

Carl Zeiss Jena DDR Flektogon 35mm F2.4

こちらが購入した3代目、M42マウントのCarl Zeiss Jena DDR Flektogon 35mm F2.4

Flektogon 35mm F2.4 フロントビュー

Flektogon 35mm F2.4 リアビュー

欲しかった35mmの画角

これで、21mm、35mm、40mmのレンズ構成となりました。

画角比較 21mm 35mm 40mm
NEX-6(APS−C)画角比較(21mm、35mm、40mm)

画角比較 ULTRON 21mm F1.8
Voigtlander ULTRON 21mm F1.8

画角比較 Flektogon 35mm F2.4
Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.4

画角比較 NOKTON 40mm F1.4
Voigtlander NOKTON 40mm F1.4

それぞれ画角を重ねて比較してみるとNOKTON 40mmとFlektogon 35mmの画角が同じように見えますが、それぞれ個別に見ると、40mmはどことなくファンタジックな印象を受けます。一方35mmは比較的自然な印象となります。
APS-C x 35mmレンズ(≒フルサイズ x 50mmレンズ)が人間の視界に近いとされる標準レンズと言われるのがわかったような気がします。

欲しかったCarl Zeissの色味

早速いつもの光景を試し撮り。

Flektogon 35mm F2.4 F22で小屋を撮影

まずは絞り込んでF22で撮影。そう、この色味が欲しかったのです!
絞り込んでいくと塵が写り込んじゃってますね。。。ローパスフィルターの汚れかな。。。

Flektogon 35mm F2.4 ブロッコリーマクロ撮影

接写もいい感じ。実測してないですが10cmくらいはいけるかな。

Flektogon 35mm F2.4 isen米粉パンとイッタラマグ

この色味、コントラストが一番欲しかった感じに近い。艶やかな赤が綺麗です。

Flektogon 35mm F2.4 ススキ

Flektogon 35mm F2.4 ススキ拡大

ススキ、クッキリ、パッキリ。光り輝く感じが素敵。

Flektogon 35mm F2.4 ゆるふわ夕日

淡い空はNOKTONの方が素敵に映るかな

Flektogon 35mm F2.4 くっきり夕日

一方コントラストの強い空はFLEKTOGONのほうが迫力があります。
またしても塵が写り込んでいます。これはレンズの汚れかな??

Flektogon 35mm F2.4 夜のビニールハウス

F2.4と明るいレンズなので夜もいけます。夜のビニールハウス、灯りがつくとまるで宇宙基地みたいです。

といった感じで今日は1日 新しいオールドレンズで遊んで過ごしておりました。

あまりにもイメージしていた通りの絵が撮れてしまうので若干 拍子抜けでしたが「そうそう、これこれ!」と言いながらほくそ笑んでおりました!

実はこれ以外にもカメラ関連機材を調達しており、これはまた後日お披露目すると思います。

来年は映像表現力強化がひとつのテーマになりそうです♪

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