3月も終わりになりだいぶ暖かくなってきました(ここ数日はちょっと寒いですけど)
冬の間じっとしていた東京自宅の植物たちも活動を始めております
出窓に置いてあるブーゲンビリアからはピンク色の花が吹き出てくるように出てきました
プルメリアの先端からも新芽が出始め
ハゴロモジャスミンは蕾をつけ始めています
間も無く魅惑的な香りが漂ってきそうです!
ハイビスカスにも蕾がつきました
今年の開花はこの蕾からになりそうです
ひと足先に夏気分を味わえそう
家を出てお向かいさんの庭に目を向けてみると
小さな紫の花が咲いていました
さて、これはなんの花でしょう?
これ、お肉料理の香りづけに使われるローズマリーの花なんです
ローズマリーは紫蘇科の植物ですが、クローズアップしてみてみると蘭のような花をつけていますね
自宅の植栽に母親が植えたスキミア ルベラという花
ローズマリーと同じように雄シベを伸ばして昆虫たちを誘っています
小さな花なのに近寄ってみると力強さを感じます
道路に落ちたソメイヨシノの花弁
コントラストを上げてみたらアスファルトの所々から青く輝くものが浮き出てきました
まるで宝石のよう、綺麗です
といった感じで、ここ最近、身の回りの植物たちを撮り溜めておりました
たった半径10mの範囲であったとしても、目を凝らして見てみると、そこには美しい世界が広がっているものですね
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先日、銀座のライカギャラリー東京で個展をされている写真家 野村誠一さんと少しお話しさせていただいた際に、花の写真集を見せていただきながら「こういうの、どうやって撮ってるんですか?」と聞いたところ、家の中や散歩しながら撮っているとのこと
あまりにも綺麗なので、背景敷いて、ライティングして撮っているのかと思いきや、意外にも自然光のみで撮っていると仰っていました
それなら僕にもできる!と思い真似して撮ってみたのが上の写真
ここ数日、1日1植物ずつ撮影してきましたが、今回は現像することを前提に仕上がりを意識しながら撮ってみました
いままでこういう撮り方をしたことがなかったのでかなり新鮮な経験
この1週間で写真の幅が広がったような気がします
この手の写真は被写体にどれだけ寄れるかが勝負になりますが、残念ながらマクロレンズを持っていないので、マクロヘリコイドアダプターを噛ませて撮影してみました
アダプターをつけたとしても寄り切れない小さな花はトリミングしていますが、これがあるのとないのとでは撮れる世界が大きく変わってきます
撮影に使ったのは月初に手に入れたロシアンオールドレンズ MC Jupiter-9 85mm F2.0 + Sony α7R III
Leica APO-Summicron 50mm F2 ASPH.
最初はLeica APO Summicron 50mm F2.0で撮ってみたのですが、リアル過ぎて「なにか違う!」と思い
LZOS MC Jupiter-9 85mm F2.0
MC Jupiter-9 85mm F2.0に付け替えてみました
目下どハマり中の85mmならではのボケとオールドレンズ独特のフワッとした感じで撮影したものをコントラスト強めに現像してみるとこんな風に仕上がるというわけです
撮り方・現像の仕方もさることながら、レンズの焦点距離、レンズの特性によっても雰囲気がだいぶ変わることも学べました
この世界に足を踏み入れると、いろんなレンズを試したくなるものですが、一本のレンズをいろんな角度から使い倒してみるのも面白いものです
と、レンズ沼にハマらないよう自分に言い聞かせているのです 笑
そろそろSonyからG Master 85mmの2型が出るんじゃないか?!との噂も出ていますね
85mmってピント合わせるの難しいからAF試して見たいですねぇ
でもモダンレンズっていまひとつ面白くないんだよなぁ
そういえば、最近できた近所のビンテージカメラ屋さんにツァイスのPlanar 85mm置いてあるんだよなぁ
ぶつぶつ