昨日はミツバチたちが飛び交う畑の中で野良仕事に明け暮れておりました
ヴーンという羽音があちらこちらから聞こえてきます
ぜひYouTubeで羽音を流しながら読み進めてください!
苺の花にもミツバチ
ネギ坊主にもミツバチ
いたるところでせっせと蜜を集めております
彼らの目的は蜜を集めることですが、こうやって動き回ることで植物たちは受粉しタネをつける
そのタネを撒いて、僕がいただく野菜が出来上がってきます
理科の授業でならったことですが、この一連の流れの中に身を置いてみると、彼らの間接的な動きがどれだけ大切なことか身にしみて理解できるようになってきます
ミツバチが減少している要因のひとつは殺虫剤や農薬に使われるネオニコチノイドという薬剤ともいわれています
こういった話を見聞きし、
農薬や化学肥料なんて使うべきではない!
と思いながら、スーパーに並ぶ農薬や化学肥料で作られた野菜を買う人もいます
一方、農家の立場に立ってみれば、
農薬なしで作物作ってみろよ、この単価で
ということになるでしょう
この構図は、
原発反対!と思いながら、原発で発電した電気を使っていた人と同じです
過酷な労働があることを知りつつ、ファストファッションや電化製品を買う人と同じです
僕もそのひとり
自分の身体を動かしたり、創意工夫する手間をひとつひとつ手放し、機械化、分業化、情報化を推し進めてきた結果、今日の便利で快適な生活を手に入れているのです
効率を追い求め、相互依存的で複雑化したシステムに矛盾を感じながら、目先の手軽さに手を出してしまうのです
システムの一部になっている「労働」から得られたお金を払って
でも、もし、このシステムに乗っかった生活に違和感を感じているのであれば、その矛盾を解消する糸口を自分の手元に手繰り寄せてみるべきなのでしょう
そして手繰り寄せるものは人それぞれ違ってくるでしょう
ただ、上に書いたような、頭で思考したところに糸口はないような気がします
もっと直感的で本能的なところにそれはあるはず
なぜ僕がえっちらおっちら無農薬・無肥料で野菜を作ったり、なにかをDIYしているのかと言うと、
別にこのシステムがどーのこーのとかではなく、
単純にやってみたかったから
なのです
それが結果的に、ミツバチに影響を与えず、自然のサイクルに沿ったライフスタイルに近づいただけのこと
世間では、一般的には、常識では、ルール上は
そういったこと、一旦取っ払って、
自分がやりたいことはなに?
自分がどうありたい?
と自問し続ければ、自然と行動に移っていくものです
そしてそれは、きっと、小さなことであり、このシステムの外側にあることで、結果的に自然のリズムに同調するもの=自分に同調するもの=自分がありたい状態、なんだと思うのです
完璧にこうあるべき!ってガチガチに思考して行動に移したって無理ですよ
このシステム、ちょー便利なんで、そう簡単には抜け出せません!
昨日はガソリン8リットルも燃やして東京まで戻ってきたし、この記事は火力発電の電気使ってるし、いまユニクロのスウェット履いてるし
と矛盾を抱えつつも、
手放してきたものの中から
やっぱ、これ大事だったわ
と言うものを手繰り寄せていけば良いのです
ひとりひとりがそうやって選択して行動していけば、もっと心地よい世界が広がっていくのです!