先週蒔いた大根のタネが早くも芽を出しここまで大きくなりました。発芽まで1週間かかっていないようです
このまま順調に育ってくれれば3ヶ月後の12月ごろに収穫できます
一方、9月中旬に植えたニンニクは3週間ほどかけて芽を出してくれました
ニンニクが収穫できるようになるのは来年の6月。冬を越え春の終わりまで8ヶ月かかります
条件が整いセンサーがONになると中の養分を使って発芽するタネ
発芽してからは、土中に含まれている水分や養分を求め根を伸ばし、光を求めて葉を広げ、太陽の動きに合わせて向きを変えながらエネルギーを吸収していきます
それぞれ育つ時期もスピードも違うし、根っこや葉っぱの形状も異なります
麦のように大きく根を張るものもあれば、大根や人参のように太く深く潜るものもあるし
スイカやサツマイモのように地を這うように葉を伸ばしていくものもあれば、菜の花のように高く背を伸ばしていくものもある
育っていく過程で雑草や虫にやられるものもあるし、逞しく育つものもある
隣の畑ではうまく育つけど、こちらではダメなこともある
これって当たり前のことのようだけど、一歩引いて見てみると、この仕組みにはなんらかの意図があるように思えて来ます
多種多様な植物たちが、各々のタイミングで芽を出し、実をつけ、タネを落とす
朽ちた枝葉は昆虫や微生物に分解され土に還っていく
無駄なものはなにひとつなく、ひとつひとつのサイクルが周り、全体でも回っている
野良仕事をする本質的なところは、野菜を作って売ることでも、収穫した野菜をいただくことでもなく、この仕組みの中に入り込んでサイクルの一部になることのような気もします
この仕組みを理解してバランスを取れるように育てられるようになったら野菜作りは無敵になるのでしょう!
こういった自然のサイクルから完全に切り離された生活を送っていたときには、お金を稼いで消費して、消費するためにお金を稼いでというシステムの中にいましたが、ほんの一部でも自然のサイクルの中に身を置いてみると、今まで組み込まれていたシステムからちょこっと離脱したような気分になり、それが案外心地良かったりもします
このシステムに100%依存しなくても、なんとかなるかも!と
昨日、この前採れたお米を、田んぼを”ただ”で貸してくれた地主さんのところに持って行ったら、お庭でとれた栗を大量にもらったし、芽を出した大根のタネもいただいたもの
房総に行くたびに採れるゴーヤを東京に持ち帰り、毎週のようにチャンプルにしていただく日々には若干ウンザリ気味ですが(笑)、気がついたらスーパーで野菜を買うことも少なくなった気がします
いままでカチッとしていたお金というものの価値がとろけ始めた2020年
さて、大量に稲藁も採れたし、来年の畑はどんな感じになっていくんでしょう
DeepにDopeに野良仕事に浸かってこのシステムから完全に抜け出してしまうのか?!
オルタナティブライフがメインストリームライフになるのか、引き続きオルタナティブなスタンスのままなのか?
来年はその境目になるのかもしれません!
いやいや、来週iPhone12出るし、やっぱお金はいっぱい欲しいし(笑)
この世はほんと摩訶不思議!