毎週末、外で野良仕事やDIYしているので、例年 夏前には真っ黒に日焼けしています。今まで何も意識することなく過ごして来ましたが、シミが浮き出てくるお年頃になってきたので遅ればせながら紫外線対策をはじめました(笑)
日焼け止めのパッケージをよく見てみると、PAとSPFという2つの指数が記載されています。共に紫外線を防止する効果を表すもので、PAはUV-A(紫外線A波)を防ぐもので「+」で表示されています(MAXは++++の4)。一方、SPFはUV-B(紫外線B波)を防ぐもので「1~50+」で表示されています。何も対策していないときと比べてどれくらい紫外線を遮断するかを表し、例えばSPF25であれば何もしてない時の1/25 UV-Bを遮断できるということ。
太陽光には上記のUV-A、UV-Bに加えUV-Cの3種類の波長の紫外線が含まれているそうですが、地表に届く紫外線の99%がUV-Aなんだそうです。日焼けはUV-Bにより肌の色素細胞が茶色の色素 メラニンを生成し、UV-Aがメラニン色素を酸化、定着させることで色が黒くなる仕組みのようです。
紫外線が皮膚にあたるとコラーゲン繊維、弾力繊維を破壊し肌の張りを保てなくなり加齢が進みます。さらにDNA分子を不安定にしコピーミスが発生する可能性が高くなるので皮膚がんの発生に繋がりやすくなるということです。
日焼けは、肌を黒くすることで紫外線の侵入を軽減させるための防御反応なんですね。人の身体ってほんとよくできてますね。
では、日焼け止めはどうやってUV-AやUV-Bを防いでいるのか?
大別すると「紫外線吸収剤」か「紫外線散乱剤」を使う製品が大半のようです。
紫外線吸収剤は、その名の通り紫外線を吸収し熱エネルギーに変化させることで肌への侵入を防ぐ有機化合物で出来ています(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンとかパラジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシルとか呪文のような成分名なのでよくわかりません 笑)
一方、紫外線散乱剤は、紫外線を反射することで皮膚に届かないようにするもの。酸化チタン、酸化亜鉛といった成分でできていようです。商品訴求としてノンケミカルとして訴求されているものが多いですね。
紫外線吸収剤は、紫外線を防御するという視点では紫外線散乱剤より優れていると言われますが、化学変化が起こるので人によっては肌への刺激になるケースもあるそうです。紫外線散乱剤はその逆で有機化合物ではないので肌への影響少ないそうですが、汗で流れやすかったりと防御面では一歩劣るようです。
昨年はドラッグストアで販売されている日焼け止めをいくつか試してみました。確かに日焼け防止効果は確認できましたが、どうもしっくりきません。肌につけたときや、洗い落としても肌に残っている感触の後味が悪く、あまり好きにはなれませんでした。改めてこれらの製品の成分を調べてみたらどれも紫外線吸収剤を使用していました。
今年はノンケミカルと言われるもの(紫外線散乱剤のほう)を試してみようと、春先からオーガニック系の日焼け止めを物色。その中でSPF50+、PA++++ともに最大のSinn Purete(シン ピュルテ) UVミルクを使ってみることにしました。これが案外肌に馴染んでいるようで、あまり嫌な感じはありません。
使い比べた結果から言うと、効果がどれだけ違うのかはよくわかりません。ただ、実際に使って見てどうだったか?というとオーガニック系の方が馴染んでいると思います。確かにオーガニックというラベルにバイアスをかけられている感は否めないですが、最後はインスピレーションを頼るのが一番!自分がいいと思ったらいいんです!(きっとね 笑)
ちなみにUV-Bを浴びるとビタミンDが生成されます。週に2回、5分から30分、日焼け止めなしで日光浴することで必要なビタミンDが生成できるそうですよ。ビタミンDの効果については、、、お調べくださいませ(笑)
さぁ、紫外線と上手にお付き合いしながら、太陽の元、元気いっぱい遊びましょ!
Sinn Purete シン ピュルテ
http://www.johnmasters-select.jp/s/top/CSfSinnPureteTop.jsp
▼オーガニック日焼け止め(Sinn Purete Organicではありません)