このドローンは空飛ぶコンパクトカメラです。
これまで遊んできたトイドローンや自作機と比べるとDJI Sparkの飛行性能と映像の美しさは別格。さすがドローン界の雄DJIです。DJIは深圳に拠点を構えるドローンメーカーで世界シェア7割以上を占めています。民生用ドローンの代名詞とも言えるPhantomシリーズで実績を積んだ飛行性能に加え、以前からパートナーシップを組んでいたスウェーデンの名門カメラメーカー ハッセルブラッドを2017年に買収し映像分野の強化も進めています。
DJI Sparkに付いているカメラは1080p 30fpsのHD動画と1,200万画素の静止画を撮影することができます。さらに2軸ジンバルを搭載しブレを低減。4K動画が撮影でき、3軸ジンバルを搭載した上位機種 Mavic、Phantomと比べるとスペック的には劣りますが、それでも十分綺麗な映像が撮れます。むしろ上位機種より圧倒的に小さく、機動力ではSparkに軍配が上がります。上位機種が持ち出すのに気合いがいる一眼レフカメラだとするとSparkはいつでもカバンに入れておけるハイエンドコンパクトカメラといったところでしょうね。
ドローンの空撮映像を見る機会は日常的になってきましたが、自分で操作するドローンの映像をみながら飛ばす世界はまた別物。Sparkを飛ばすようになってから動画撮影にはまってしまい目下様々な編集アプリをいじりながら動画撮影のノウハウを蓄積中しているところです。
基本的に完成度が高いのでノーマルのままですが、一点だけ社外パーツを取り付けています。Sparkは胴体を地面に置いて離着陸する仕様になっているので、荒れたところでモーターを回転させると草が絡みついたりや砂埃がモーターに入り込んでしまいます。これを防止するために着脱可能なランディングギアをつけて高さを確保して飛ばしています。
いままで個人レベルでは見ることができなかったことがどんどん出来るようになってきています。こういったことがテクノロジーの進化がもたらす民主化なんですよね。