早いもので冬至から半年経過
夏至を迎えました
冬至から徐々に力を増してきた太陽、そのエネルギーが最大となるタイミング
秋から冬にかけては、気温が下がり、陽が短かくなるにつれ物悲しい気分になりますが、冬至はそんな気分をリフレッシュさせてくれる日
一方、春から夏にかけては気温の上昇とともに緑が濃くなり、人間の活動も活発になっていきます
生命力が増し気分も上がる季節ですが、制限なくエネルギーが増してくると身体がついていきません
夏至は強まるエネルギーを抑制するタイミング
人間の感覚がその変化をキャッチするのはお彼岸の頃になりますが、心身の潜在的な部分では「これ以上エネルギーが増すと無理!」というタイミングで夏至を迎えているような気がします
冬至、夏至ともに大きなエネルギーシフトのタイミングであり、それは単に季節の移り変わりだけでなく、人間の心身にも影響を与えています
陰陽の概念を知り、その変化を意識するようになってから、太陽や星々の動きと心身がリンクしていることを感じるようになってきました
そんな宇宙的なエネルギーとつながる場所ではエネルギーシフトのタイミングになると参道に茅の輪が設けられます
半年ごとに心身に溜まった穢れを祓い清める行為が脈々と続いているのには訳があるのでしょう
100年くらいのスパンで見ると、直近は人間の思考優位で世界が動いてきましたが、元々は潜在的なものと繋がっていたのです
思考優位の世界を「陽」とらえるなら、潜在的な世界は「陰」
現在は思考優位な「陽」が世界を覆っていますが、これからは潜在的な「陰」の力が増し、バランスをとる時代へと変化していくのでしょう
個人的にも、この半年間を振り返ってみると、それまで向けてきたエネルギーの矛先が変わってきたような感じがします
それまでさほど意識していなかった行動が「陽」のエネルギー原理で動いていたものであったことに気付き、徐々に「陰」のエネルギーにシフトしているタイミングにきている感じがします
もっと自由に生きていくには「陰」と「陽」のバランスが必要なのでしょう
お隣さんが自家製真菰で茅の輪を作ってくれました!
自分で真菰を育て、茅の輪を手編みする行為は「陽」の世界観からするととてつもなく無駄な行為ですが、こういったことが意味をなす時代へとシフトしていることなんだと思います
どこと繋がって生きていくか
これが問われていく時代へとシフトしていくのでしょう