ただいま進行中の沖縄ワーケーションルームのリノベーション
作業期間、物理的な距離の問題、僕のスキルを考慮するとある程度プロにお任せして、できる範囲をDIYすることにしました
となると、鍵を業者さんに渡さないといけなくなります
物件の鍵はセキュリティキーなので物理的に合鍵を複数作るとなるとコストがかかりまし、完成後はオーナーのスタッフがワーケーションルームとして活用することが前提のプロジェクトなので、スマートフォンで施錠解錠ができるスマートロックを導入することにしました
スマートロックの基本機能は、アプリ経由で鍵の開け閉めができ、合鍵を家族や知人に発行できるといったもの。民泊などでも活用されているようですね
スマートロック Qrio Lock導入!
SADIOT LOCK、bitlock、GIMDOWなどいくつかのメーカーからスマートロックが出ていますが、今回チョイスしたのはQrio Lock
信頼性、ランニングコスト、ハブを経由してリモートでの施錠解錠できたり、物理キーがあったり、Amazon AlexaやGoogle アシスタントなどのスマートスピーカーと連動する機能面、そして対応する鍵の形状などからQrio Lockに絞り込まれました
今回購入したものは、ドアに取り付けるQrio Lock本体、インターネット経由で鍵の開け閉めが可能になるハブ Qrio Hub、そして物理キーのQrio Keyの3点
Qrio Lock本体の取り付け
Qrio Lock本体には、ドアについている鍵 サムターンの形状に合わせて3タイプのアダプターが付いています
そして、サムターンの高さを調整するプレートが高・低の2種類(これは付属の+のネジで留めます)
沖縄ワーケーションルームの鍵はMIWAのB5というサムターン
サムターンアダプターの大、高さ調整のプレート低を使いました
付属のCR123A 2本をセット。この反対側にバックアップ用の電池をもう2本入れられる仕様になっていますが、付属の2本だけでも動きます(アプリには「電池交換が必要な箇所があります」と警告が出ますが・・・)
ドアへの取り付けは付属の3M製両面テープを使います
本体と開閉センサー(これがなにをセンシングしているのかは不明 笑)の裏側に貼り付け
ドアにくっつけます
あとはアプリのガイダンスに沿ってセットアップしていくだけ
これでスマートフォンのアプリ経由で鍵の開け閉めができるようになります
アプリの設定次第では、スマートフォンを持ってドアに近づくと自動的に鍵が開くようにすることも可能です
ちなみにApple Watchでも施錠解錠できますが、これはApple Watchにアプリを入れてタップして開け閉めするのみ。近づいても自動で解錠はしてくれません
Qrio Hubを導入するとリモートで鍵の開け閉めができる!
Qrio Hubを導入すると、インターネット経由で鍵の開け閉めが可能になります
つまり、家族の誰かが鍵を忘れた!とかなった時、家から離れたところからでも鍵を開けられるということです!
Qrio Hubの欠点はコンセントに直接さすタイプということ。このタイプって設置場所がコンセントのある場所に限定される上、コンセントを占拠するから取り回しが悪いんですよね...
Qrio Lock単体とQrio Hubセットで使う場合の違いはこんな感じですね
<Qrio Lock単体:スマホを持ってドアの近くにいる時のみ使える>
スマートフォンアプリ → <Bluetooth> → Qrio Lock本体 で鍵の開け閉め
<Qrio Hubセット:離れたところにいても鍵の開け閉めができる>
スマートフォンアプリ → <インターネット> → Qrio Hub → <Bluetooth> → Qrio Lock本体 で鍵の開け閉め
Qrio Keyを使えばクルマのキーように家の鍵が開け閉めできる
スマートフォンを持っていない人にはQrio Keyという物理キーもあります
クルマのキー同様 ロック・アンロックのボタンが付いており、これで家の鍵を開け閉めすることができます
設定は簡単。スマートフォンのアプリからQrio LockのIDと紐付けるだけで使えるようになります
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ビット化された合鍵を作る
最初は恐る恐るでしたが、外に出て施錠解錠を何回か試して見ます
若干タイムラグはあるものの、そんなに違和感を感じることなく鍵の開け閉めができ、無事セットアップできました
業者さんと打ち合わせした際、アプリをインストールしてもらい、合カギ設定からゲスト用のキーを発行したらすぐに開け閉めができるようになりました
スマホを持っていない業者の方には物理キーを渡して鍵の段取り完了
ちなみに、沖縄の業者さんがスマホを忘れた!といった場合でも、東京にいる僕に連絡してもらえればインターネット経由で解錠することが可能となります(あっ、スマホ忘れたら連絡できないか 笑)
さらにアプリの履歴情報には誰がいつ開け閉めしたのか履歴情報がきっちり残るので管理面でも安心です
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東京自宅でも導入を検討していたのですが、サムターンの形状があわず断念しました...
このために鍵を交換するのもなんだしなぁ
でも一度この便利さを味わってしまうと...(笑)
もはやあたりまえ!死語かもしれない「IoT(モノのインターネット)」
東京自宅で導入を進めているスマートランプPhilips Hueもそうですが、こうやって徐々にスマートホーム化が進んでいくのです
少し前に騒がれたIoTがいつの間にか日常に入り込んでいるではないですか!
コンサルティング会社 ガートナーが毎年発表する「先進テクノロジのハイプ・サイクル」では、テクノロジートレンドを、黎明期・「過度な期待」のピーク期・幻滅期・啓発期・生産性の安定期の5つのフェーズ分類していますが、2017年日本におけるテクノロジのパイプ・サイクルで「過度な期待」のピーク期にあったIoT(モノのインターネット)は、2020年には幻滅期に入っています
いやいや、結構浸透してきてますよ!
こうやって振り返ってみるとテクノロジーの進歩の速さと、気がついたらもう当たり前になっているっていうことの多さに驚きますね
iPhoneが発表されたのが2007年、Androidが2008年
この14年の間にどれだけのモノがスマホと繋がり、人々の生活を変えてきたかと思うと、あのデニムにタートルネックのおっちゃん、やっぱすげー奴だったんだな!
お陰でいろんなおもちゃで遊べています!