自分の家で蓮の花を咲かせることが夢であったことを思い出したのが昨年の秋
昨年9月、某お寺で失敬してきた一粒の蓮のタネ
無事発芽させることができたので、田んぼの土を入れたポットに移し替えました
よし!夢に一歩近づいた!
今回はタネを水に入れ発芽させるところから土に植付けするまでの記録です
3月29日 タネのお尻を割って水に入れる
右側の一粒が某お寺で失敬してきたタネ
後ろの蓮の実と左の2粒は房総の某蓮畑でくすねてきたもの
蓮のタネを発芽させるには、お尻の窪んだ部分をニッパーなどで割るのが一般的なので、お作法に習って砕いてみました
蓮のタネは非常に硬いので手を怪我しないように!
お尻を割ったら、コップに水を入れ、タネを落とし、日当たりの良いところで発芽させます
4月3日 6日目にして発芽
お尻を砕いた蓮のタネを水に浸すこと6日
緑色の芽が見えてきました!
房総でくすねてきた奥の2粒は残念ながら発芽せず断念
10日後の4月14日、ここまで葉が伸びてきました
タネの周りにヌメりが出てくるので、2日に1回の水換えタイミングで優しく水で洗い流し、クリーンに保ってあげています
4月16日 容器を移し替える+二つ目の葉が出てくる
タネを水に入れてから約20日 2つ目の葉っぱが出てきました
4月26日 根が伸び始める
さらに10日後、今度は根っこと3つ目の葉が出てきました
4月29日 発芽した蓮を土を入れたポットに植付け
根っこが1.5〜2cmくらいまで伸びてきたのでそろそろ土に植付けることにしましす
用意したものは、田んぼの土、IKEAの穴なし鉢植え(16.5 x 14cm)、バケツ、そして発芽した蓮
ちなみに田んぼの土は房総オルタナティブライスフィールドから拝借してきたもの
田んぼから取った土をほぐしていると、芽吹き始めた雑草がわんさか出てきます
こりゃ、田んぼの雑草取りが大変なわけだ!
ほぐしながらひとつひとつ取り除いていきます
ほぐした土をポットに7分目くらいまで入れて、ひたひたになるまでゆっくりと水を注いで行きます
土が落ち着いたらポットに移し替え
葉と根を折らないよう、ゆっくり寝かしつけるように置き
ほぐした土をタネが隠れるくらいまでパラパラと被せていきます
さらに水をゆっくり注ぎ
葉っぱが顔を出すあたりまで水を入れてみました
もうちょっと葉が大きくなったらバケツに入れて育ててみることにします
一粒のタネを育てながらフリーエネルギーに想いを馳せる
タネも土もタダで手にしたものですが、この子が育って花を咲かせたら15粒はタネが採れるでしょう
さらに、その15粒が花を咲かせたら225粒のタネが採れます
225粒のタネが花をつければ3375粒のタネが採れます
3375粒のタネが花をつければ50625粒のタネが採れます
これこそがフリーエネルギー!
もしタネをくすねてきたお寺に文句を言われたら、100倍にして返して差し上げましょう(笑)
ちょっと時間はかかるけどね
太陽と水と土と植物、枯れた葉っぱを分解したり受粉を助ける虫たち、それに人の手を加えれば調和の取れた美しい環境が仕立てあげられるのです
年利10%目指して投資とか、Cap & Trade(排出権取引制度)とか、SDGsですら馬鹿らしく思えてきません?!
自然のサイクルから乖離したところで活動してたら、そりゃ、バランスも崩すわけです
このサイクルの外側でどうこうしようったって、本質的にはなんにも変わらないのです
心の豊かさも、本当の富というものも、こっちの世界に転がっているんだって!
いい加減、気づけよ!