僕にとって一番記憶に残る遊園地といえば「としまえん」
フライングパイレーツやサイクロン、コークスクリューに乗りに行ったり、アフリカ館やミステリーゾーンを楽しんだり、波のプール・流れるプール・ハイドロポリスで泳いで遊んだり
そうそう、夏の土曜日に上がる花火も楽しみにしていました
しかしそんな思い出深い「としまえん」も今年 2020年8月に閉園が決定
跡地はハリー・ポッターのテーマパークになる予定だそうです
閉園してしまう前にもう一度行っておこうと思い、昨日久しぶりにとしまえんに行ってきました
アトラクションでは富士急ハイランドの絶叫マシンには敵わないし、非日常を味わうならディズニーランドなんでしょうが、こういった昭和っぽい雑多な感じの遊園地が姿を消していくのは寂しいものです
アトラクションの数も減り、建物も老朽化が進み以前の活気は感じられません
でも、錆が浮き、ところどころ電球が切れた寂れた感じも味があって良いものです
こういった建物をリノベーションすればまだまだ魅力的になるのに残念
そうそう、この雰囲気、映画に出てくるニューヨーク コニーアイランド見たいだと思いませんか?!
そのコニーアイランドからやってきたのが世界最古ともいわれるメリーゴーラウンド「エル・ドラド」
としまえんのエントランスを進んで最初にあるアトラクション
1907年にドイツで作られヨーロッパ各地を廻り、1911年から1964年までコニーアイランドの遊園地に設置されていたそうです
コニーアイランドの遊園地が閉園され、解体・廃棄される直前の1970年に日本に移送され、1971年からとしまえんで稼働を始めた歴史あるメリーゴーラウンド
2010年に日本機械学会が機械遺産として認定したそうですが、今後どうなるんでしょうね
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としまえんの閉園と同時進行で、東京自宅の裏にあった平家の家が解体され新しい家が建つ予定になっています
この前、明治通りをクルマで走っていたら渋谷 宮下公園の下にあった駐車場がハイブランドショップに変わっているし、最近、昔から馴染みある風景が目まぐるしく変わっていっています
この世の中は自分の意思ではコントロールできないところで変化していくもの
それは分かってはいるものの、ちょっと寂しい気持ちにもなってしまいます
特に建物などは、そこで体験した記憶と密接に繋がっているのでしょうね
でもやっぱり変化していくことは受け入れるしかありません
過去に留まっていては前には進めない
今回のコロナ騒動で多かれ少なかれライフスタイルに変化が生じている人がほとんどだと思いますが、「前の生活に戻りたい、戻りたい」と強く思うのではなく、冷静に状況を見て自分なりの判断基準を持ち、行動して行けば次の世界が見えてくるのだと思うのです
次の世界=ニューノーマルは誰かが基準を作るのではなく、自分でクリエイトしていくものです
その過程はモヤモヤすることが多いかもしれませんが、次の世界にたどり着いたとき、前の生活のことなんてさっぱり忘れているはずなのです
建物だって、新しいのが建ったら
「あれ?ここ、前なにあったっけ?」
となってしまうもの
人の記憶だってどんどん刷新されているのです
さて、僕のニューノーマルを模索する前にもう1、2回としまえん行って過去を堪能しておこっと!
この世界は、次の世界に行ったらもう2度と味わえない世界なのだから!