昨晩一旦東京に戻り再び房総に戻ってきました
連休明けから週末にかけて雨予報なので今日中に唐箕作業を終えてしまいたかったのです
流石に疲れが抜けず寝坊し出発が遅れてしまいました
朝の移動はタイミングを逃すと悪夢の渋滞に巻き込まれます
いつもなら2時間ちょっとのところ3時間かけて到着
あぁ、道中眠かった...
小屋で30分ほど休んで作業開始!
ただでさえ狭い小屋の中に脱穀した米袋が5袋
穀物庫の中で過ごしているようで落ち着きません...
これらを唐箕にかけるため作業場まで移動
1袋 30kgくらいあるので重い…
唐箕(とうみ)を上手に使うポイント
さて、唐箕作業開始です
唐箕を使うのは3回目。だいぶコツを掴んできたのでいろいろ調整しながら作業を進めました
<唐箕を上手に使うポイント1>
風を送るハンドルは速すぎず、遅すぎず、中程度の力で回す。右回転した方が塵を吹き飛ばしやすい気がします
<唐箕を上手に使うポイント2>
唐箕についているハンドルを回し、お米が落ちるスリットを狭めにするとお米と塵を分離しやすくなる
<唐箕を上手に使うポイント3>
右下のハンドルを回し、お米を落とす2つ目の口の羽を立てる(塵が吹き出しているところの下の板)
ちなみに左手を突っ込んでいるのは、スリットからお米が落ちやすいように隙間を作っているから。こうしないとなかなかお米が落ちていかないのです
<唐箕を上手に使うポイント4>
大きめの葉や茎は重さがあるのでお米に混じって落ちてきてしまいます。1セット2〜3回唐箕をかけますが、1回目のあと軽く手で取り除いた方が作業がらくになります
といった感じでようやく唐箕の扱い方に慣れてきたところで作業はほぼ終わり
途中、お墓参りを終えた叔父叔母が覗きに来たので喋っていたら、お隣さんが残りをやっておいてくれました!
「最後の作業はやりたかったでしょうけど!」
と、僕の心理は大体お分かりのご様子(笑)
唐箕を終えたお米は籾(もみ)がついたままお隣さんの秘密基地で保管してもらい、必要な時に籾摺り、精米していただく感じです
ひとまず籾摺りの工程を見てみたかったので6合ほど実習させてもらいました
これが籾摺り機
ちなみに田植えからここまでの工程は全て人力、ここでやっと電動機械の登場です(笑)
お隣さんが「本当は水車欲しいのよ」と言ってましたが、一昔前は水車でトントンやって籾摺りをしていたんですね
確かにあれば便利だなぁ
電動籾摺り機は、上から籾のついたお米をお椀で投入し籾殻を分離していってくれます
籾摺り機の中にあるゴム?で擦れて籾殻を分離してくれているようです
反対側の口からは
お米の中身がジャラジャラと出てきます!
おぉー、遂に玄米まで辿り着きました!感動!
あとは必要な分を精米してお米づくりは完了です
5月中旬に田植えをし、1ヶ月前の8月下旬に稲刈りを始め、ようやくここまでたどり着きました
いやぁ、お米づくりって基本的には放って置いて育ってくれるので簡単といえば簡単だけど、田植えと稲刈り後の工程が重労働
でも自分でお米を作ってみると、今まで感じたことのない自信と安心感が得られます
なんかあっても食っていけると!
*
米袋がなくなり、塵だらけだった小屋を掃除してだいぶスッキリ
今夜は快適に過ごせそうです!
温泉でさっぱりして小屋に戻ると、お隣さんが今日 籾摺りしたお米を精米しておにぎりを作っておいてくれました!
ついに!ついに!
房総オルタナティブ米を頂くことができました!
しかもちゃんとお米の味がするじゃないですか!(←当たり前や!)
一粒一粒が愛おしい!
これも単にプロデューサー お隣さん、田んぼを貸してくれた地主さん、お手伝いいただいた皆さん、そして、太陽と水と土のお陰です
ほんとに感謝、感謝です!