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フランスのオールドレンズ P.Angenieux 35mm F2.5 Retrofocus Type R1



カメラのレンズを購入するのは実に1年ぶり

ちょうど昨年の6月初旬にVOMZ Mir-1Bを購入して以来

Flektogon、Mir-1Bと35mmレンズが続いていたので次は50mmにしようと思い、あたりをつけていたのがPO3–3M 50mm F2

しかしなかなか良い玉に出会えず、ネットをうろうろしているときに見つけてしまったのがこれ

 

P.Angenieux 35mm F2.5 Retrofocus Type R1

1950年代に作られたフランス製アンジェニューのオールドレンズ

コントラストが低めで淡い感じに写るのでレトロっぽい印象になるのが特徴

ネットで作例を見ていたら

あぁ、素敵・・・

さらに、このレンズの素性を探っていくと、なんと、あのアポロ計画で月からの中継に使われたのがアンジェニューのレンズだったそうです

この手の話が加わると物欲の階段はあっという間に上がります

そして気がついたら手元にあった...(笑)

さっそく、房総フィールドに咲いている人参の花を開放F2.5で試し撮り

左下の花の周辺が少しぼわっとして見えませんか?

これがこのレンズの特徴で、ハイライト付近にハロ(コマフレア)が発生しやすい

プロの世界ではNGなんでしょうが、上手に使えばファンタジーな印象になるかも

フォーカス面は思っていた以上にシャープに写り込んでいます

ただ、焦点距離が70cm近くあるのでだいぶ離れて撮らないとフォーカスが合いません

カメラがSony a6300なのでマクロヘリコイド付きのマウントアダプター着けてマクロ撮影もできるようにしようと思っています

あと、レンズがとっても綺麗なので保護フィルターもちゃんと付けようと思っているのですが、このレンズ 径が51.5mmとちょっと特殊なので、51.5mm→58mmステップアップリングをかまして装着予定でおります

 

 

レンズを購入したお店は千葉県八街にあるKING-2さん

KING-2さんは昨年Mir-1Bを探しているときに知ったオールドレンズ専門店の老舗

通常は通販メインのようですが、前回も今回も店舗にお伺いし実物を見させていただきました

今回入手したAngenieux 35mmはKING-2さんでExaktaマウントからM42に改造したもので、コンディションもお店の方が太鼓判押すほどGood

もう一本同型のレンズを比較で拝見させていただきましたが購入した方が明らかに綺麗

これが来店して色々みさせてもらえるメリットです!

 

そして、お店の方が

「前に来られましたよね?」

と覚えていただいていたのがまた嬉しいじゃありませんか!

「今日はMir持ってきてないの?」

と聞かれたので

「ありますよ!」

と言ったら

「来店特典でピント見てあげるよ!」

と、お店にあるフォーカスを測定できる機械でチェックしていただいちゃいました

チェックは問題なし!

 

あまりにも奥深きレンズの世界を垣間見てしまい興味津々

一度自分でレンズバラしてメンテする工程やってみたいんだよなぁ

いや、この道は「沼」と言われているからやめておこう(笑)

 

ちなみにAngenieux 35mmの2019年時点の相場は7万〜10万くらい

お店の方曰く、20年前は4〜5万くらいで入手できていたそうです

予算はPO3-3Mの倍近くなってしまった...

まっ、サラリーマン生活最後のボーナスを60年近く前のオールドレンズに充てるのは悪くない!

 

ということで、またまた35mmになってしまいましたが、面白そうなレンズを手に入れて大満足!

 

これでポートレート撮ったら面白そうだなぁ

どなたかモデルになってくれる方いらっしゃったら是非!

 

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<参考サイト>

作例
KASYAPA for LEICA

レンズの素性+作例
M42 MOUNT SPIRAL

 
▼早速試し撮りしてきました

Angenieux 35mm F2.5で紫陽花を撮る 王子 飛鳥の小道

 

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