お釈迦様が誕生した日、悟りを開いた日、入滅された日、それぞれが旧暦4月の満月だったという伝承があります
毎年5月の満月の日、つまり旧暦4月の満月の日は、アジアの仏教国 スリランカ、タイ、シンガポールなどでは祝日となり、寺院ではお祭りが開催されています
そのお祭りをウエサク祭と言います
日本ではお釈迦様の誕生日 4月8日に花祭り(灌仏会)を開催する寺院が多いですが、京都の鞍馬寺では5月の満月の日に五月満月祭(ウエサク祭)が行われています
以前から行ってみたいと思っていましたが、5月の満月が田植えの時期と重なったりして、なかなかタイミングが合いませんでした
鞍馬寺へ

2026年の5月は2日と31日に満月が起こるブルームーン(月に2回満月が起こること)
ウエサク祭は2回目の満月 5月31日に行われるとのことだったので、今年は行ける!と思い、いそいそと鞍馬へとやってまいりました

15:30ごろ出町柳から叡山電車に乗り30分ほどで鞍馬へ

鞍馬寺の本殿まではケーブルカーに乗るか、徒歩で山道を登るかになります

今回は30分ほどかけ徒歩で向かうことにしました
鞍馬の山道はなかなかの山道。ちょっとした登山気分を味わえます!

17時ごろ本殿前に到着
ウエサク祭は19時から始まりますが、まぁまぁ人が集まっていますね

本殿前、宇宙のエネルギーが降り注ぐと言われる石畳「金剛床」
中心の三角形の前に立ち天を仰ぐと願いが叶うと言われています
心のともし灯授与

ウエサク祭では蓮の花の蝋燭を灯してお祈りをするので「心のともし灯」が授与されます(¥1,000也)

早めについて待つ場合、地べたに座って過ごすことになるので折り畳み椅子かクッションシートを持っていくと良いです

17:45にジャスト満月を迎えましたが、お月様はまだ山の奥に隠れています
五月満月祭

18:45ごろ参拝者全員が起立します

19時からウエサク祭スタート
ここから1時間ほどかけて法会が執り行われます
本殿内陣から移された火が、参拝者の持つロウソク「心のともし灯」に回され、皆で目覚めと平安を祈ります
この間は撮影はNG、携帯電話もOFF
事前の情報を入れずに参列したのでお祭りの内容を把握していませんでしたが、漠然と、お釈迦様を祝うお祭りなんではないかと思っていました
しかし、法会の内容は宇宙の根源的なエネルギーと繋がり、自分自身、その他のすべてのものの目覚め、そして世界の平安を祈るものでした
鞍馬寺の本尊は「尊天」ですが、これは愛と月を表す「千手観世音菩薩」光と太陽を表す「毘沙門天王」力と大地を表す「護法魔王尊(サナトクマラ)」の三位一体の姿と言われています
五月の満月に宇宙からふりそそがれるエネルギーは、プラスもマイナスも常にも増して大きく増幅させると言われる。
それ故に五月満月の宵は、非行悪言を慎み、真実誠心をもって世に尽くす心を専らに、愛と光と力の尊天のみ心に近づくように努めねばならない。
地上が暗雲に覆われていても雲の上には常に太陽が輝いているように、欲望にとらわれがちな人間も、心の奥にはいつも尊天が輝いている。
この内なる尊天にめざめることこそ大切である。ひとりひとりが我欲の衣を脱ぎ棄て尊天に近づくよう努力精進する時、心身は大光明に満たされ、安らぎと歓びに全身全霊が甦り、夜明けが来る。
五月満月祭は、ひとりひとりが自分の心華とめぐり合う時である。
尊天のひと柱である護法魔王尊(サナトクマラ)は、650万年前に金星から鞍馬に降り立ったと言われている存在で人類の目覚めを促すとされています
法会の途中、参列者全員で読み上げる聖詩「魔王尊に祈る」には以下のような一節があります
その不思議なる おん手には
他界の太陽 シリウスの
くだしたまえる みちからの
光の棒ぞ もえさかる
おおいぬ座にある恒星 シリウスは地球に叡智や文明をもたらす星とされており、サナトクマラの人類の目覚を促すという側面と繋がります
政治や金融、経済、メディアといった旧来のシステムがもつ「まやかし」が綻びをみせ、AIが生活に浸透しはじめたりと、変化のスピードが加速している現在、人類が次のステップに進むタイミングといった意味においては、この鞍馬に降り注ぐエネルギーはぴったりのような気がします
スピリチュアル界隈には「アセンション(次元上昇)」というワードがありますが、いままではあまりピンと来なかったところがあったものの、この世の流れは「既存システムから抜け出し個を自立させていく」方向へと向かっています
サナトクマラ・シリウスのエネルギーがなにかしらの形で人類に影響を与えているのかもしれませんね!

20時過ぎ、法会が終わると参拝者は本殿参拝へと向かいます
明水授与

本殿を参拝したあと、満月に捧げた水(明水)が参拝者に提供されます

鞍馬の山に降り注ぐ満月エネルギーを身体に浸透!
光の曼荼羅

お祈りで使った「心のともし灯」は持ち帰ることもできますが、お寺の方に渡し本殿前の金剛床に並べてもらうこともできます


蝋燭が金剛床に並べられ、幻想的な光の曼荼羅が出現

東の空に美しい満月が昇ってきました

しばし本殿前で祭の余韻を楽しみ21:30ごろ終了
鞍馬山下山

ケーブルカーの終発は21:45
待ち時間が長そうだったので、帰りも徒歩で下山することにしました
月を眺めながら、暗く急な階段と坂が続く山道を転ばないように注意しながらゆるゆると降りていきます
ちなみに鞍馬駅から出町柳駅までは30分くらい、叡山鉄道の鞍馬発 出町柳行きの終電は23:04でした。火祭りの時もそうですが、市内まで戻るには終電を意識しておいた方が良いですね。下手するとお山でビバークになってしまいますから!

といった感じで、鞍馬山に降り注ぐ満月&サナトクマラの宇宙エネルギーを浴びまくってきました!
さて、過去にとらわれず、己の道を進んでいくことにしましょう!
This is the way!
*これは前日、房総で撮ったお月様