基本的に東京ベースで過ごしていますが、毎週のように土に触れる生活をなんだかんだと10年以上続けています
そんな生活をしていると人間社会が創り出した”しがらみ”のようなものに違和感を覚えるようになってくるものです
どんなに社会がシステマチックになったとしても、生命活動を続けるには食べ物が必要だし、その食べ物を育てるには自然のサイクルが必要です
そして、そのサイクルを動かす原動力にまで想いを馳せていくと、地球の傾きや太陽との距離、月との関係にまで繋がっていき、さらにその奥に「なにかしらのエネルギー」が潜んでいる感覚になります
人間にはコントロールできない、人智を超えた摂理
幸か不幸か、我々人間を含む物理的な生命体はそのルールからは逃れることはできません
野良仕事を通じてこのサイクルを体感していると、私たちが捉えている世界は二層構造になっているように思えてきます
ひとつ目は「自然の摂理で成り立つ世界」
もうひとつは「人間が創り出した世界」
「人間が創り出した世界」は「自然の摂理で成り立つ世界」の上に乗っかっていて、極論「人間が創り出した世界」はなくても生きていくことは出来るのです
政治もお金も、ある意味ドグマであり、皆が絶対的なものだと信じているから成立しています
6年前からお米づくりをさせてもらっていますが、お陰様でここ数年お米を買うことがなくなりました
お困りの方には恐縮ですが、昨今の米騒動はまるで別世界での出来事
僕の「お米ワールド」は「自然の摂理で成り立つ世界」で回っており、「人間が創り出した世界」の政治からもお金からも切り離されているのです
もはやTVもニュースも見なくなったので「人間が創り出した世界」でなにが起こっているのか詳しく知りませんが、「茶番劇のような政治」や「お金のために惰性で続けている仕事」に飽き飽きしているのであれば、「自然の摂理で成り立つ世界」の力を借りて、なにかを自分の手で生み出すことをしてみると良いかもしれません
手間はかかるし、効率も悪い
けれど、その世界に触れてみると、自分が信じていた世界が案外脆いことに気付かされると思います
DIYスピリッツの本質はその気付きを得ることなのです
それを体感した上で、改めて「人間が創り出した世界」を見つめてみると、それまでとは違った角度から「なんて便利な世界なんだろう!」と感じることでしょう
(政治は一旦置いておいて)お金は必要なときに必要なモノと交換できるし、行動範囲を広げてくれるし、さまざまな体験もさせてもらえる優秀なツール
この視座に立ち返って世界をリビルドしていくのがこれからの時代なんだと思います
所詮 人間が創り出した世界なんだから、ぶっ壊れてもDIYで直していけば良いのです!