都市と田舎を往復する生活を続けてはや10年以上
この生活を始めた当時を振り返ってみると、この社会システムへの漠然とした不安と自給自足的な生活への憧れみたいなものが入り混じっていたように思います
当時感じていた漠然とした不安の根源を突き詰めていくと、この社会が作り上げてきた高度に細分化された労働と相互依存、そして、そのベースにあるお金の仕組みにたどり着くのです
今日、Amazonから届いたモノを眺めていても、生産者がいて、ECプラットフォームを作り上げ、運営する人がいて、倉庫でピックアップする人、それをデリバリーする人がいるわけです
この一連の流れの中にどれだけ多くの人が関わっているのか想像してみようとしてみても、おそらく、僕の想像を超える人々の時間と労力がかかっているはず
そこで働く人たちのなかには、使命感を持って仕事をしている人もいるでしょうが、「なんのために働くのか?」と問われれば、大多数は「生活するためのお金を稼ぐため」という現実的側面が大きいのです
細分化された仕事が歯車のように回転し、それを潤滑する油のようにお金が回る
それがいまの社会の有り様で、僕自身もその歯車の一部として機能しているわけです
普段、この仕組みを当たり前のように受けれているわけですが、これが自然発生的にできたのかというと、そうではなく、明確な意図があるように感じています
対立を生み出し、人々の不安を煽り、欲望を掻き立て、富を集中させている存在がいるわけです
その存在のことを、ユダヤ金融資本やディープステートだとかというのでしょうが、それは一旦置いておいて、そういったどこかの誰かがつくり出した仕組みの中で我々は暮らしているということです
その仕組み自体を全否定するつもりはなく、お金があるからこそ、好きな時に好きなものを手にすることができるし、いま目の前にあるMacBookもインターネットも細分化された仕事がなければ生み出されなかったわけです
ただ、短い人生の大半の時間をこの仕組みを動かすために使うのは、アホくさいと感じている人が増えてきているようにも感じています
じゃぁ、その後の世界はどんな風になっていくのだろう?
ということを明確にイメージできるかというとそうでもなかったりします
幼少期からこの社会のルールを叩き込まれてきたわけで、そこから脱するのは簡単なことではありません
僕が食べ物を作るようになったり、モノをDIYするようになったのは、既存の仕組みの外側で世界を再構築してみたいという潜在的な意識が働いていたように思えます
実際に、生活のベースとなる衣食住の一部でも、この仕組みから切り離してみようと動いていくと、この世界は自分で創り上げることができるかもしれない!という感覚を得られるようになってきます
正確には自分一人では限界があるので、そういった想いを持った人同士が繋がっていけば、いまの社会を動かす仕組みの外側に新たな世界が出来上がってくる感覚を持てるようになってくるものです
その世界を動かす原動力は、僕が野良仕事やDIYを「やってみたい」と思ったような、一人ひとりのなかにある潜在的なスピリチュアリティ的なものが源になっていくように感じています
富を集中させるために人々を飼い慣らしていくのではなく、一人ひとりの根源的なものがベースとなれば、誰かを支配したり支配されたりといった概念はなくなり超フラットな世界が広がっていくのです
一方、既存の仕組みは形を変えて超フラットな社会の中に溶け込んでいく、そんな感じの世界に向かってシフトしていくのではないでしょうか
そうしないとiPhone 20 Pro Max作ってくれる人々がいなくなっちゃいますからね!
それはそれで困るのです!
先ほどドナルド・トランプが米大統領に事実上再選しましたが、僕の感覚では、民主党が描く世界線とはあきらかに異なるタイムラインが始まったという感じです
ただ、それも、僕らの世界の外側での出来事
僕らは僕らの内側から湧き起こるもの軸に動いていけば良いのです
米大統領選挙の結果は「土の時代」の終わりの象徴のようなもので、次の時代、「風の時代」を創っていくのは私たち一人ひとりの内側にあるものから生み出されていくのでしょう
世界を自分の手で再構築していくことができる時代、そんなタイミングを生きられているなんて、なかなかエキサイティングなことじゃないですか!
実は私たち、それを楽しむために、このタイミングで、この地球にやってきてるらしいんですけどね
その辺のことはよくわからんけれど、とりあえず「楽しい!」って思えることから始めてみましょ!