6月中旬を過ぎると神社の参道に茅の輪が置かれることを知ったのが2年前
茅の輪は「祓いたまえ、清めたまえ」と唱えながら、左、右、左の順番でくぐり抜けその年の穢れを祓うためのもの
大晦日前になると神社に置かれるので年末行事のイメージでしたが、一年の半分が過ぎた6月にも祓えの行事が行われていたのです
6月の祓えを「夏越しの大祓え」(なごしのおおはらえ)といい、この半年間についた心身の穢れを祓う行事となります
たまたま時間ができたので房総までひとっ走りし、田んぼの雑草抜きの合間に「夏越しの大祓え式」に参加して参りました
夏越しの大祓え 上総國一之宮 玉前神社 2022
玉前神社の夏越しの大祓えは午後3時からスタートします
30分くらい前について受付を済ませお札をいただきました
茅の輪の前に祭壇が設けられまもなく神事のスタート
神主さんが祝詞を唱えたあと、榊を振って参列者を清めます
次にこんな袋が配られます
中には四角く切った白紙と切麻、人型が入っています
まずは、四角い紙と切麻を取り出し、左肩、右肩、左肩の順番で清めていきます
その後、人形を身体にあてて全体を撫でていきます
人形を再び袋に戻し神主さんに戻します
続いて神主さんを先頭に茅の輪くぐり
茅の輪の前で一礼し、左、右、左の順番でくぐっていきます
ちょっと抵抗がありますが、茅の輪を束ねていた茅(ちがや)を引き抜いていただいていきます
引っこ抜いて良い神社、ダメな神社があるそうですが、ここ玉前神社はOK!
茅の輪くぐりの後、本殿前で二拝二拍手一拝して大祓えの儀式は終了
いただいた茅(ちがや)はこんな感じで結いてお札と一緒に引っ掛けておきました
ちなみに茅の輪を身につけていれば疫病に打ち勝つことができるそうです(詳しくはこちら)
神社に行くこと、祓うこと
特段信心深いわけでもないし、見えないなにかを感じ取る力もありませんが、時々神社に行ったりお祓いをしてもらうと気分がスッキリします
清められた神社の歩いたり、神主さんの祝詞や神楽鈴の音色を聴いていると、なにかしら憑いていたものがはらはらと落ちていく感じがします
部屋を放っておくと乱れてくるのと同じように、知らず知らずのうちに心や身体にもなにかしらのノイズが溜まっているもの
普段意識することはなかったとしても、日々の生活の中で湧き起こる感情のうねりや小さなストレスが少しずつ心と身体に溜まっているのでしょう
イライラしたり、気分が落ち込んだり、体調が思わしくないときは、この手のノイズが溜まりに溜まっていることが多いように思います
瞑想やマインドフルネスなるもので一時的に思考を停止させると意識がクリアになるし、活力が湧き体調も良くなっていきます
神社に行ったり、お祓いをしてもらうと気分がスッキリするのは、部屋を掃除をしたあとに清々く感じたり、瞑想やマインドフルネスで意識がクリアになるのと似ている感じがします
物理次元や意識レベルより高いところに溜まったノイズを「穢れ」とするならば、定期的に神社に行ったり、お祓いで清めてもらうことで気の流れを整えることは意味のあることなのでしょう
さて、半年間の穢れを落としてもらったのでスッキリした気分で再スタートです!