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日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ

日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ


千葉県成田の神社仏閣といえば成田山新勝寺がメジャーですが、その西側、印旛沼との間に麻賀多神社というお社があります

この神社の歴史は日本武尊(ヤマトタケル)の時代までさかのぼる由緒あるお社ですが、太平洋戦争末期に神道家、画家の岡本天明が自動書記で記した予言書 日月神示が降ろされた場所でもあります

 

麻賀多神社の主祭神

日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ
麻賀多神社の本殿

麻賀多神社の主祭神は、古事記の神産みでイザナミから生まれた食物(ウケ)の神様 和久産巣日神(ワクムスビ)

ちなみに、ワクムスビの子が伊勢神宮 下宮に祀られている食物・穀物の神 豊受大神宮(トヨウケビメ)です

日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ
麻賀多神社 奥宮の本殿

麻賀多神社の奥宮には、若く瑞々しい日の女神 稚日女尊(ワカヒルメ)が祀られていますが、ワカヒルメは天照大神の幼名でもあります

 

食物の神 豊受大神宮(トヨウケビメ)の産みの親である和久産巣日神(ワクムスビ)と太陽の神 天照大神と同一神である稚日女尊(ワカヒルメ)が祀られているということは、伊勢神宮と同じ役割の神様が祀られているということになりますね

 

麻賀多神社の歴史

麻賀多神社の歴史は、12代 景行天皇の息子 日本武尊(ヤマトタケル)が東国征討の際にここに立ち寄り、杉の木に鏡をかけ、その根元に7つの玉を埋め「この鏡をインバノクニタマオキツカガミと崇めて祀れば、五穀豊穣になる」と言ったのが起源とされています

日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ
麻賀多神社 奥宮の大杉

その後、15代 応神天皇の時代に、この地域 印波国(成田、佐倉、八街、四街道、印西、印旛)の国造を任された伊都許利命(イツコリノミコト)が日本武尊(ヤマトタケル)が杉の木にかけた鏡を稚日女尊(ワカヒルメ)、杉の根本から掘り出した7つの玉を和久産巣日神(ワクムスビ)として御神体にされたそうです

この二柱を「真賀多真の大神」として祀られていたことから「真賀多神社」と呼ばれるようになったようです
(真賀多真は三種の神器 勾玉であることから最後の真をとって真賀多になったとも言われているようです)

 

それよりも昔、初代 神武天皇の時代に行われた神武東征で天富命(アメノトミノミコト)が房総半島を開拓した際、引き連れてきた阿波忌部氏(あわいんべし)に麻を栽培させ、この辺りが産地であったことから「真賀多神社」から「麻賀多神社」に改めたとのこと

元々は現在の成田市船方にある麻賀多神社 奥宮が本殿だったようですが、33代 推古天皇の時代に、現在の麻賀多神社総本社がある成田市台方に和久産巣日神(ワクムスビ)を遷座させ今に至るようです

日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ
麻賀多神社 総本社 境内入口

この麻賀多という少し変わった名前の神社は、成田周辺の酒々井、富里、八千代に18社あり、それらの総本社が成田台方の麻賀多神社となります

麻賀多神社の辺りを印旛、印西と呼びますが、地名の由来は定かではないようです。その昔、この地で麻の栽培をしていた忌部氏(いんべし)に由来するのかも知れませんね

 

予言書 日月神示が降ろされた神社

時は流れ太平洋戦争末期 1944年6月10日 この地にドブロクを飲みにきていた神道家で画家でもあった岡本天明が本殿奥にある末社に祀られる天日津久(アメノヒツクノカミ)を参拝した直後、自動書記で「日月神示」(ひつきしんじ or ひつくしんじ、ひふみしんじ)を降ろすことになります

日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ
麻賀多神社 本殿奥にある天日津久神社

「日月神示」は、都市伝説、陰謀論、精神世界が好きな人であればおそらく耳にしたことがある予言書
ご興味ある方はYouTubeなどで「日月神示」で検索すれば解説動画が出てきます

日本の国は一度つぶれた様になるのざぞ
一度は神も仏もないものと皆が思う世が来るのぞ (上つ巻 第九帖)

東京は元の土に一度はかへるぞ、その積りで用意して呉れよ (上つ巻 第十一帖)

など、終戦の状況を言い当てただけでなく、その後に起こる戦、天変地異、災害、世界の動き、心の有り様、日本人の役割、神の力などが記されています

この書の大きなテーマはこの世の大掃除と建替え

今度は三千世界が変るのであるから今迄のようなタテカへ(建替)ではないのであるぞ (扶桑の巻 第一帖)

これから一苦労あるが
この苦労は身魂を磨いておらぬと越せぬ
この世がはじまって二度とない苦労である
この結びは神の力でないと何も出来ん (上つ巻 第一帖)

石屋の仕組みにかかりて、まだ目覚めん臣民ばかり
日本精神と申して卍(ぶつ)の精神や十(キリスト)の精神ばかりぞ
今度は神があるかないかを、ハッキリと神力(しんりき)見せて、石屋も改心さすぞ (下つ巻 第十六帖)

石屋とは世界最大の秘密結社 フリーメーソンを指しているんでしょうかね?!

次の世がミロクの世、天も晴れるぞ、地も輝くぞ
天地一(ひとつ)となってマコトの天となりなりマコトの地となりなり
三千世界一度に開く光の御代ぞ楽しけれ
あな爽け、あなすがすがし、あな面白や(梅の巻 第十七帖)

 

日月神示の全文を読んだことはありませんが、ポイントを超端的にまとめると

神界、幽界、現界含めた、全ての世界の大掃除と建替えが始まる

その時までに心の掃除をし身魂を磨いておけ

やがて全てがひとつとなったミロクの世が現れる

といった感じになるかと思います

そして大変革のときは「子の年真ん中にして前後十年が正念場」と記されています

日月神示が降ろされた神社 成田台方の麻賀多神社へ

直近の「子の年」は2020年

日月神示が示す「子の年真ん中」が2020年だとすると、2010年〜2030年が立て直しの期間となります

ここ10年を振り返っても、東日本大震災、イギリスEU離脱、トランプ大統領の当選、新型コロナウィルスの蔓延、ウクライナ・ロシア、イスラエル・パレスチナの戦争などが起こりましたが、これらが「日月神示」が予言する大変革なのかはわかりません

ただ、この世を動かしてきた勢力というものがあり、私たちの意識や生活の大部分がその力学によって動かされてきたことが透けて見えてきた10年であったようにも思えます

 

今後の10年でなにが起こるのかわかりません。「日月神示」の予言が当たっているかどうかは置いておいて「身魂を磨いておくこと」はやっておいて損はないはずです

2024年は元旦早々に能登半島で大地震、翌日は羽田空港で飛行機の衝突炎上と波乱の年明けとなりましたが、動揺せず、悲観的にならず、できることを日々淡々とこなしていくしかありません

どんなに小さなことであっても自分の内側から出てくるものを信じ、歩んでゆけば道を外れることはないはずです

自分の道を歩んでいれば、神様がちょこっと手助けしてくれるかもしれませんしね!

富士は晴れたり日本晴れ 神の国のまことの神の力を現す世となれる

 

みなさま、良き1年を!

 

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