昨年11月末に親父が亡くなってはや7ヶ月
初盆を迎えました
叔父叔母のところにお坊さんがやってくるので、親父の位牌を持ってご先祖様と一緒に法要してもらってきました
いままであまり意識してこなかったお盆と言う風習
改めてお盆の意味やお供え物について調べてみました
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お盆は祖先の霊がお家に戻ってくる期間
元々は旧暦(太陰暦)の7月15日を中心に行われていましたが、明治5年に太陽暦に切り替わってからは、地域により、太陽暦の7月15日を軸にする新盆、太陰暦の7月15日を軸にする旧盆に分かれていったそうです
大体7月13日〜7月16日 or 8月13日〜8月16日がお盆期間
迎え火を焚くところから始まり送り火まで間、戻ってきたご先祖様をおもてなしして供養するものだそうです
ちなみに迎え火と送り火は、家の前で焙烙(ほうろく)という素焼きの土鍋に麻木(おがら)を入れて燃やすそうです
そして、お迎えする家の中には精霊棚(盆棚)を置き、その上にキュウリとナスに割り箸をさして作った精霊馬(しょうりょうま)を飾ります
馬に見立てたキュウリはご先祖様を早く迎えにいくため、牛に見立てたナスはゆっくり帰っていってもらうため
と言う意味があるそうです
ちなみに叔母が作った精霊馬はとうもろこしの髭で作った尻尾付き!
その他、水の子という蓮の葉や里芋の葉に水に浸しその上にキュウリやナスを四角く切って載せたもの、ミソハギ、キキョウ、ホオズキなどの草花を飾り、落雁、お団子、お餅、素麺、夏野菜などをお供えするのが一般的
そしてこれらのお供物の下には神聖なる植物 真菰(まこも)を敷くそうです
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僕には霊的な力があるわけではないので、実際に霊魂がこの世にやってきているのかはわかりません
でも、時々、薄らと死者の存在を感じたり、思い出したりする瞬間があります
それは、記憶の中に残っている情報をリミックスして感覚的に捉えているものなのかもしれないし、別の次元というものが実際に存在していて時々この3次元の世界と交錯する瞬間があるからなのかもしれません
いずれにせよ、肉眼では捉えられないところにも世界は広がっています
それらの世界は「感じる」ことでしか触れることができません
この「感じる」ということを思い出させてくれるのが、お盆とかお祭りとかの役割だったりするのかもしれませんね
ということで、親父、残り2日間、この世を楽しんでってくださいませ!
あっ、なるべくマスクつけた方がいいらしいよ(笑)