日本に現在の暦(こよみ)太陽暦が導入されたのは明治6年(1873年)
それまでは太陰太陽暦(天保暦)という暦が使われていました。これが現在でいうところの旧暦
太陰暦とは月の満ち欠けをベースにした暦ですが、月は約29.5日周期で満ち欠けするため1年が約354日になります。太陽暦と比べると11日短いため、約3年で1ヶ月のズレが生じてしまいます
これを繰り返していくと、太陰暦の8月が真冬になったりするため季節との連動ができなくなります
そこで登場したのが、太陽の1年の動きを24等分した二十四節気(わかりやすいところでいうと冬至、春分、夏至、秋分)を太陰暦に組み込んだ太陰太陽暦なんだそうです
さらに二十四節気を約5日単位で分割した七十二候という暦も存在します
この七十二候は季節の変わり目をより細かく捉えるもので、農作業の目安や季節の移ろいを感じるために使われていたそうです
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数年前から房総フィールドで野良仕事をするようになり、この二十四節気、七十二候という暦の存在を知りました
さらに、月の満ち欠けが生命のみならず地球そのものに影響を及ぼしていることを知り、これらの暦を生活に取り入れたら、
より自然とシンクロすることができるのではないか?
と思い、月の満ち欠けがわかるムーンフェーズカレンダーや二十四節気、七十二候がわかるアプリを入れて事あるごとに眺めていました
しかし、普通に生活しているとどうしても太陽暦に引っ張られてしまいます
普段の生活をしながら、これらの暦を組み入れるよい方法はないものか?
と模索した結果、自分でカレンダーを作っちゃうことにしました!
ひとまず試行錯誤しながら、一昨日の新月から2週間分のカレンダーを作成
なお、先日AdobeからリリースされたiPadの手書きアプリ Frescoを使ってます
字が汚く、月の絵もヘタクソで恥ずかしい・・・笑
ということで、僕の2019年10月(神無月)は9月29日の新月からスタートしております
試験的にこのカレンダーを眺めながらどこまで四季の移ろいを感じて生活できるのか検証します
どんな体感を得られるのか?! 楽しみ!
余談ですが、現在の太陽暦が使われ始めてからまだ150年しか経っていません
人の価値観、捉え方が変われば、今の暦もずっと続くとは限らないってことですよね
暦ひとつ見てみても、この世は常に揺れ動いているのだなぁということを感じます