先月、ロシアンオールドレンズMC Jupiter-9 85mm F2を購入して以来、植物をマクロで撮影するのにハマっています

撮り溜めた写真はMacBookの中に保管されていますが、綺麗に撮れた植物をディスプレイの中だけに留めておくのは勿体無いので、高品質プリントサービスを利用して印刷してみることにしました
印刷した写真を部屋に飾るとなるとフォトフレームが必要になってきます
IKEAで古木風のピクチャーフレームを買ってみたものの、自分で作ったほうが雰囲気あるのものを作れそうだ!と思い額縁をDIYしてみることにしました
房総フィールドでエイジングされた古材

額縁に使用する木材は房総フィールドでエイジングされた杉板

元々は雨水タンクの囲いとして使っていたものですが、制作から5年経過し傷みが激しかったので2021年に解体したもの
大抵の場合、この手のものは廃材として捨てられてしまいますが、風雨と紫外線に晒され、いい感じにエイジングされていたので使えそうな部分を洗浄し東京自宅に保管していました

この古材、一部は東京自宅 ロフトの収納扉として再利用しましたが、まだ少し残っていたのでフォトフレームとして再生してみることにしました
額縁の作り方 古材を使ってラスティックなフォトフレームをDIYする

まずは作ろうとしている額縁の太さに合わせて古材をカットしていきます
古材の場合、木材が反っていたり、エッジが腐食してボロボロだったりするので真っ直ぐカットが難しい場合もありますが、なるべく直線が出るようガイドをつけて丸鋸で切断しています
STEP1 フレーム材をサイズに合わせてカットし、ルーターで溝(かかり)を掘る

丸鋸でカットした長尺のフレーム材

これを額装するもののサイズより少し大きめカットします
今回は四隅を斜め45度にカットして接合するので、その分を考慮した縦横のサイズが必要です

続いてトリマーにシャクリ面ビットを取り付け溝を掘っていきます

溝の深さは、中に入れる「ガラスorアクリル」+「裏ボード」の厚みです
今回は2mm厚のアクリルに2.5mm厚のMDFボードを入れるので、5mmくらいの深さで溝を掘ってみました

こんな感じで縦横4本のフレームセットができました

ルーター使うとおが屑すごいですね!
STEP2 額縁DIYの難所! 斜め45度切りはソーガイドを使う
続いて額縁の四隅を斜め45度にカットしていきます
DIYerにとって斜め45度切りは難所のひとつ
角度もさることながら、縦方向もきっちり垂直に切断しないと綺麗に接合できません

そこで役立つのがガイドという治具
昨年、沖縄リノベーションでベッドフレームを作る際に導入したゼットソーのソーガイド・ベストを使って切断していきます
ゼット Z ゼットソー ソーガイド・ベスト鋸セット のこぎり 鋸 30107

いい感じに斜め45度切りができました!

中に入れるボード当てて上下左右1mm程度の余白が出るよう調整していきます
STEP3 フレームを接合する 〜 ボンドで接着+ベルトクランプで固定+Vネイルを打つ

サイズ合わせを終えたフレームを接合していきます

接合にはボンドのG17を使ってみました
普通の木工用ボンドよりも強力で最近はこれを愛用しています
ボンドを塗る時の注意は塗りすぎて表面にはみ出ないようにすること

接着して安定したらベルトクランプという器具でフレームの四隅を締めていきます

こんな感じで四隅をギュッと押さえつけ、隙間なく固定するための器具
これは便利です!

ベルトクランプで1時間ほど固定したらフレームの裏面 四隅にVネイルという額縁用の釘を打ち込みます

これでフレームは完成!
STEP4 アクリル板と裏板 MDFボードを入れ、留め具(トンボ)とひもを付ける金具を取り付ける

素のままのフレームを飾っておくのもかっこいいですが、今回は自分で撮った写真を入れるためのものなのでアクリル板と裏板を入れていきます
アクリル板は2mm厚、裏板は2.5mmのMDFボードを使っています
アクリサンデー アクリサンデーEX板 A3 厚み2ミリ 透明 EX001
最後は裏蓋を固定するための留め具 トンボと額縁を吊り下げるための紐を通す金具を取り付けます

裏板を外れないようにする器具の名称がわからなかったのですがトンボっていうんですね!

アクリル板と裏板の固定が完了
古材を使ったラスティックなフォトフレーム、完成!

古材を使ったラスティックフォトフレームの完成です!

この風合い、ダメージ加工された古材風のものとは一味も二味も違います
風雨や紫外線に晒され、長い年月を経てきたモノだけが持つ力強さ
この中にヴィンテージレンズで撮った植物の写真を入れたら命が吹き込まれるような感じになるでしょうね
プリントの仕上がりが楽しみです♪
▼額縁のフレームに使った杉板がエイジングされる過程はこちらから!
東京自宅 ロフト リノベーションDAY7 アイアンヒンジと古材を組み合わせて収納扉を作る コースタルインテリアテイストを目指す!








