2019年10月31日、コンシューマー向けドローンで圧倒的シェアを誇るDJIから新たなコンパクトドローンMavic Miniが発表されました
Mavic Miniは折りたたむと手のひらにおさまるスマホサイズ。そして重量 199gという超軽量な小型ドローン
ちなみに現在DJIのラインナップにある小型ドローンSparkは300g、Mavic Airは430g
そう考えるとMavic miniが圧倒的に軽量なのがわかります
そしてこの119gというのがポイント
なぜ199gが重要かというと、日本の航空法上では、200g以上のドローンを人口密集地(DID地区)で屋外飛行するには申請が必要なのです
東京から千葉エリアのDID地区を見てみると、都市部、特に都内はほぼ全滅
その他にも高度150m以下での飛行が義務付けられていたり、空港・重要施設周辺での飛行はNGなど、航空法で規制されている事項がありますが、この200g未満か200g以上かというのはドローンを飛ばすにあたっては大きな壁となります
つまり、200g未満=199g以下であれば、申請不要でフライトを楽しめちゃうということです!
(重ねてですが、重量以外にも航空法のルールがあるのでご注意ください!)
トイドローンであれば100g以下のものも多くありますが、安定した飛行と美しい映像を撮影することは難しいでしょう
これまでの製品から考えると、DJIであれば安定した飛行性能が得られ、カメラ性能も期待できます
Mavic miniのカメラ性能
搭載されているカメラは1/2.3インチCMOSセンサーで1200万画素の写真、2.7K 30p(FullHD 60p)の動画が撮影可能
ブレ防止装置 ジンバルも3軸で滑らかな映像を撮ることができるでしょう
残念ながら4Kには対応していないものの、スナップ+αであれば十分なスペック
1インチCMOS、Hasselbladブランドのカメラ搭載のDJI Mavic 2 Proと比べると精細さは欠くでしょうが、飛行エリアの自由度とモバイル性能とのバーターですね
Mavic miniの飛行時間
1100mAhのバッテリーで18分間の飛行が可能
このサイズのドローンであれば納得です
1100mAhバッテリーであれば、モバイルバッテリーで充電しながら移動してロードムービー的な動画が撮れそうです
ちなみにMavic miniのグローバルモデルは、2400mAhのバッテリーが搭載されてており、重量が249gになっています
これはアメリカの航空法でも重量規制があり、250gを超える機体はアメリカ連邦航空局(FAA)に登録が必要だから
2400mAhのバッテリーを搭載すると飛行時間は30分に伸びます
Mavic miniの安全性能
下方向ヴィジョンセンサーは搭載されていますが、障害物検知システムは付いていないようです
センサー付けると重たくなるでしょうから、重量との兼ね合いだったのでしょう
DJIドローンの安定性能は高いですが、初めてドローンを飛ばす人はプロペラガードをつけてトレーニングしたほうが良いでしょうね
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さて、Mavic miniのデリバリーは11月中旬から
本題の
DJI Mavic miniは買いか?!というと
いまのところステイ
僕がドローンを飛ばすのは、基本的には飛行禁止区域外の房総ですし、現在メインで使用しているMavic 2 PROは国土交通省に飛行申請しているのでDID地区でも飛行可能だから
でも、もしこれが初めてのドローンであれば間違いなく買い!でしょう
ただし、障害物検知システムがないので安全なところで十分トレーニング積んで、ドローンというものを理解する必要はあると思います
僕が購入するとしたら次の旅のタイミングでしょうね
旅行に行くときいつも悩むのが
ドローンを持っていくか?!
ということ
空撮することが行程に組み込まれていれば別ですが、飛ばすかどうかもわからないのに、かさばるドローンを持ち運ぶ気にはなれません
しかし、このコンパクトさであればバックパックに入れておいて、気が向いた時にドローン空撮を楽しめるかもしれません
購入するとしたら、プロペラガードなどのアクセサリーのほか、1100mAhバッテリーが3個+充電ハブも着いたFly Moreコンボ
単体だと¥42,600ですが、Fly Moreコンボだと¥59,400
さらに2400mAhバッテリーを別途購入してDID地区では1100mAhで、それ以外の地域では2400mAhで飛ばします
飛行時間18分と30分では大違いですからね
ちなみにMavic mini用2400mAhバッテリーは国内では正規販売しないみたいですけど
それにしても、日本の航空法にあわせて重量をカスタマイズしてくれたDJI、粋です!