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桜の季節、リアルとファンタジーの狭間



週末の雨の中、満開を迎えた桜も散り始めてきました

下から見上げる桜も良いですが、花弁が散り落ちた地面を見下ろすのも悪くないものです

 

先日、青山のDiptyqueストアの前を通りかかったとき、エントランスに桜を散りばめたデコレーションが施され、フレグランスキャンドルから心地よい香りが漂っていました

ピンクと白の花がバランスよく配され本物の桜以上に桜感がありますね

漂う香りもとても素敵でした♪

 

リアルの世界では花弁が縮れていたり枯れ葉があったり美醜入り混じっていますが、ファンタジーの世界は美しさのエッセンスだけで創られています

この2枚の写真を並べてみると、私たちはリアルとファンタジーの狭間に生きていることに気付かされますね

 

 

人はイマジネーションで世界を再構築できる力を持っていますが、これはアートやデザインといったクリエイティブな分野だけのことではなく、政治や宗教、労働と消費、お金といったこの世の仕組みも同じことで、日常の大部分はファンタジーの上に乗っかっているということです

アートにしても、なんらかの仕組みにしても、自然を模倣したり、人間の行動や感情をもとに再構築されたファンタジーには、美しさやバランスの良さを感じることができます

一方、人間の脳内だけでつくりだされたファンタジーは、一見正しいことのように見えたとしても、最終的には居心地の悪さを感じることが多いものです

いま起きていること、これから目にすることは、そういった居心地の悪いものが壊れていく様

土台が大きく揺らいだとしても、自分が心地よいと感じるものとそうでないものを見分ける感性と、その感性に従って世界を再構築していく創造力と行動力があれば余裕で乗り切っていけるでしょう!

人の世界がどんなに変わろうと変わらないものは自然の動き

葉がだいぶ出てきましたがもう少し桜を楽しむことができそうです♪

 

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