そろそろピーナッツの花枝が地中を目指して伸び始める季節がやってきます
房総フィールドのメイン区画で落花生を育て始めてはや6サイクル目
最初の頃はすくすくと育ってくれていたのですが、2サイクル目あたりから落花生の周りを何者かにほじくり返されてしまう事件が発生!
犯人はおそらくアナグマかなにかの動物
落花生が実をつけ始めたタイミングを狙ってやってくるのです
仕方がないので数年前から害獣ネットを張って対策をしており、今日房総にやってきたのはネット張りのため
ちなみに英語でWork for Peanutsというスラングがあります
意味するところは「低賃金で働く」ということ
房総フィールドで行われるリ”Real Work for Peanuts”は低賃金どころか一銭にもなりませんけど(笑)
でも一手間かけ、秋に大量のピーナッツを手にすることができれば最終的にプライスレスになるのです!
さて、作業開始
まずは草刈りから始めます
ネットの根元が雑草に覆われていると作業がしにくいのと、伸びてきた雑草が絡み付いてしまうから
続いて害獣ネットと支柱を準備
小屋の整地に使ったタコ(コメリ ガーデニングトントン)で支柱を土に刺し、そこにネットを引っ掛けていきます
ご覧のように区画の外側部分もスコップで雑草を根っこごと除去していたのでネットを張るだけで丸1日作業となってしまいました
今日は時間が足りず暫定処理しかしていませんが、侵入経路となる下の部分をUピンで固定+竹などの木材で押さえつけて作業完了となります
といった感じでメイン区画はぐるっとネットで覆われ、秋の収穫までこの状態が続きます
さて、今年はきっちり防御できるでしょうか?!
一つ上の写真 左手前側はスイカ区画
こぶし大のチビスイカが4玉ほどすくすく育っております♪
夏はこれから!
と言いたいところですが、暦の上では今日から立秋 七十二候は涼風至(すずかぜいたる)
暦の変わり目に台風がやってくるようで、ここ数日続いた猛暑は一段落するのでしょうね
体感的にはまだまだ暑い日が続くでしょうが、朝晩の空気はほんの少し秋の気配を感じられるようになるのです
ここ数年で完全に亜熱帯になったと感じる日本の夏
建物に遮られ風通りが悪い都市部の住環境ではエアコンをフル稼働せざろうえなく、室外機の放熱とアスファルトに蓄積された熱が冷めずに暑さを増すという悪循環があります
一方、なにもない田舎では風が流れ、土の中に蓄積された水分が蒸発し放熱するメカニズムが備わっています
人間の快適性を追い求め、自然を押さえつけながら頭で作り上げてきたものは、本質的には矛盾をはらんでいるのです
東京で秋の気配を感じるのはまだ先になりそうですが、ここ房総フィールドでは来週あたりから太陽の勢いが落ちていくのを感じることになるのでしょう
いずれの環境にいようとも、この暑さは身体にこたえます。くれぐれもご自愛くださいませ!