3月も中旬に差し掛かり一段と春めいてまいりました
房総フィールド周辺では、つくしがにょきにょきし始め、視覚的にも春の訪れを感じさせてくれます
暖かさを感じながらのんびり過ごすのも悪くないですが
一雨ごと、暖かくなっていくこの季節
植物の成長スピードも上がるので、田んぼの雑草取りを休んではいられません!
田起こしを始めたのが2月23日
始めた頃は鍬の使い方もイマイチで根切りが十分できていません
ちゃんと雑草を取り除いていなかったこともあり、再び根付いてきた模様
あぁ、やり直したい・・・
なーんて思いながら田起こしの続きを始めたもんだから
それはそれは丁寧に作業すること(笑)
Before
After
ちんたらやっとるから
これっぽっちしか進まなかったじゃないか!
でも、ほら、こんなに綺麗になったよ!
ぼけぇ、来月にはここも雑草の海じゃ!
そして16時
作業終了
葛藤する自分(笑)
*
14時46分に東日本大震災黙祷のサイレンが鳴りました
そうか、もう10年も経ったのか
あの時は前々職の職場だったなぁ
都内は電車も止まっていて、5時間くらいかけて歩いて自宅まで戻ったんだよなぁ
しばらくは街中の灯りも消え、食品などのデリバリー網もズタズタ
自然災害リスク、エネルギーリスク、物流リスク
いかに自分の生活が外部に依存しているかを実感させられたことを思い出します
10年経って現状を見渡すと、個々人の意識も行動も社会システムも、本質的には元に戻り、あの時に感じていたリスクに対峙できる状態にはなっていないように思えます
もしあのタイミングで皆の意識と行動が、それらのリスクをヘッジする方向に変わっていたなら、どのような社会システムの上で生活してたのでしょう?
もしかしたら、住む場所も、生活基盤の作り方も、仕事のあり方も、働くという概念も、お金というもののあり方も、行政システムの役割もがらっと変わっていたのかもしれません
被災された方々、お亡くなりになられた方々のことを想うのであれば、少しでもポジティブな未来に向け変化していくことがなによりの供養になるのだと思うのです
どんなに小さなことであったとしても「こうありたい」という想いを持って動いていけば、状況は少しずつ変化していき、時に大きなチャンスも巡ってくるものです
メインストリームがつくり出す流れに身を任せるのではなく、一人ひとりが動き出せばそういった変化を創り出すことはできるはず
ちなみに現首相の所信表明演説を覚えていますか?
省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、安全最優先で原子力政策を進めることで、安定的なエネルギー供給を確立します。長年続けてきた石炭火力発電に対する政策を抜本的に転換します。
(近いうちに自壊していくとは思いますが)利権を貪る行政と企業とマスメディアがつくり出す仕組みの中にいてはなにも変わらないということです
ってなことを、メインストリームから外れた、無肥料・無農薬・手作業のオルタナティブな田んぼを耕しながら考えておりました!