1年で一番気持ちの良い新緑の季節がすぎると梅雨
野良仕事できるタイミングも限られるし、鬱陶しいシーズンですが植物たちがグッと育つ時期でもあります
今年は春に蒔いたタネの発芽が悪く夏野菜は半ば諦めモード⤵︎
手を入れているところはなかなか思い通りにいかないものですが
ほったらかしのところでは今年もネジバナが咲き始めています
2年くらい前から雑草と一緒に刈り取らず残してきたお陰でだいぶ増えてきました
この花、好きなんです
1本の茎からスパイラル状に花芽が付き、文字通りネジのように花を咲かせます
マクロで見てみると、5mmくらいの小さな花弁から氷細工のような側弁(?)が出ています。これがまた可愛いのです
なんでこんな人工的な造形になったのか植物の世界はホント不思議
ちなみにネジバナはラン科の植物です
区画の中も放置してあるところは元気がよろしいようでニンジンの花が咲き乱れております
ここ数年、タネを蒔いても思ったように発芽せず、最終的には落穂から発芽したものだけが生き残る感じです(人参は発芽するまでの水やりがポイントなのでリモートファーマーには難易度が高い!)
人参はセリ科の植物
三つ葉やセロリ、パセリなんかと仲間なんです
普通に生活しているとニンジンの花を見る機会なんてなかなかありませんが、こんな小さな花が密集して咲いています
ニンジンの花も綺麗です
手を加えた畑はうまくいかないのに、ほったらかしのところはすくすく育つ
こんな時は何かしらバランスが崩れているということなんでしょうね
太陽を含めた惑星の動き、季節や天気の移り変わり、土中の微生物や昆虫、動物、植物たちの活動といった自然の動きと、「場を整えたい」「野菜を大きく育てたい」という人間の欲求に基づく活動のバランスがうまく取れたとき、初めて調和の取れた環境が出来上がるのでしょう
普段、人が作り出した仕組みの上で生活していると、それが全てのように思えてしまいますが、そんなものは所詮、共同幻想によって生み出された表層的なもの
国家だって、政府だって、宗教だって、お金だって、すべて幻(まぼろし)
幻想を幻想として成立させようとしている勢力から暫し離れてみると、目の前で巻き起こることの大半が幻であり、その幻を創り上げているのは自分であることに気づいていくものです
浮世を離れて野良仕事をしていると、そんな表層的「幻レイヤー」を飛び越えて、この世を動かしているディープな摂理とダイレクトに繋がれるのが面白いところです
なんだ、こっちの仕組みの上に乗っかっていればいいんじゃん!
って思えてきちゃうものなのです
野良仕事って案外ヤバいんです(笑)
僕が支配者層だったら自然農法は禁止するでしょうね!
だって、リアルワールドと繋がって幻がバレちゃいますから!