アクションカメラのスタンダードとしての地位を確立したGoPro
サーフィンやBMXといったスポーツシーンからドローン空撮まで私たちの視界をぐっと広げてくれました。
しかし雨後の筍のように格安の中華製クローンが登場しそのポジションはだいぶ揺らいでいます。
さらに、GoPro搭載を前提でドローンを作っていたDJIがカメラメーカー ハッセルブラッドと手を組みその蜜月関係も終わりを迎え、2016年9月にGoProはオリジナルドローンKarmaを発表。しかし、電源の欠陥などが相次ぎ2018年1月にドローン事業から撤退。
もはやGoProの使命は終わったのか?
と思っていましたがGoPro Hero6から動画のフレームレートが倍になり(4K 60fps/1080p 240fps)、ダイナミックレンジが広がり暗所の撮影も可能になりました。さらに、今回紹介するGoPro Hero7 Blackでさらに機能強化されGoProが魅力を取り戻してきました。
追加された機能は、ライブストリーミング、10m防水、それまでのHDRをさらに超えたスーパーフォト、縦画像撮影可能になるなどありますが、僕が気に入ったのは、強化された手振れ補正機能「HyperSmooth」と、歩きながらタイムラプス動画を撮れる「タイムワープ」
いままで動画を撮影する際のブレ防止にはジンバルという機材を使って物理的にブレを防止していましたが、これはカメラ内部の電子画像安定化機能(Electornic Image Stabilization)でブレを防止する機能。これで撮影した動画はそれはそれはスムーズ!こんなにスムーズな動画が撮れるなら、もうジンバルはいりません!
さらに面白いのが「タイムワープ」
一定間隔で撮影した写真をつなぎ合わせて動画にするタイムラプス。一般的には三脚に固定して撮影しますが、GoPro Hero7 Blackに搭載された「タイムワープ」は手持ちで歩きながら撮影できてしまいます。これがまた楽しい!
GoPro Hero6から強化された暗所撮影も期待以上。1月のしぶんぎ座流星群では悲願の流星撮影を実現することができました。
よくDJI Osmo Pocketと比較されますが、決定的な違いはバッテリー交換が出来るかどうかだと思います。Osmo Pocketは内臓、GoPro Hero7 Blackは交換式。アクションカメラはバッテリーの消耗が激しいので交換できる方が便利。
かつ雑に扱えるのがメリットのアクションカメラで、ジンバルがむき出しになっていたり、防水ハウジングが必要となると、やはりGoPro Hero7 Blackに軍配があがります。
餅屋は餅屋、アクションカメラはGoPro、ドローンはDJI
両者ともそれぞれ積み上げてきたものにアドバンテージがあるってことですね。
現在、GoPro Hero7シリーズはBlack、Silver、Whiteの3機種が出ていますが、上に書いた機能が搭載されているのはBlackのみ。
ちょっとややこしいですが、昨日 2019年3月4日にBlackのホワイトバージョン「Dusk White」が限定で発売されました。
白も可愛いなぁ。。。
関連記事
GoPro:https://jp.gopro.com
あと、どうせならmicroSDカードは大容量のものを選んじゃいましょう! 撮影の度にPCに移す手間が省けます!