昨日、FIAT 500(チンクエチェント)のEVが発表になりました
昨年 2019年の後半から歴代のコンパクトカーのEVが続々と発表されてきましたが、真打登場といったところでしょうか?!
以前からオフグリッド 房総フィールドでソーラー発電した電気で東京⇄房総間を移動できるようしたいと思っていますが、EVの航続距離と発電設備投資を考えると現実的ではありませんでした
2017年にプリウスPHVがモデルチェンジした時に初代Leafと併せて試算しています
当時のLeafはバッテリー容量30kWh / 航続距離280kmなので東京⇄房総間往復200kmはクリアするもののちょっと心許ない
試算した自家発電設備(100Wソーラーパネル24枚 + ディープサイクルバッテリー48個 + 200Vインバーター)は123万
敷地的には24枚のパネルを設置することは可能ですがその分畑の面積が食われてしまいます
今回発表されたFIAT 500 Eはバッテリー容量 42kWh / 航続距離 320kmと現行Leafの標準モデル40kWhよりも少し大きめのバッテリーを積んでいます(ちなみにLeafは62kWhモデルもあります)
これをソーラー発電で賄おうとすると当時試算したものよりパネル、バッテリーを増やさなくてはいけません
といった理由で自家発電での移動はまだちょっと現実的ではありません
一方でクルマ選びの選択肢はだいぶ広がりました
今までEVといえば、TESLAかBMW i3/i8、Nissan Leafくらいしか思いつきませんでしたが、2019年〜2020年にかけ続々と新しい車種が発表されてきました
その中でも「欲しい!」と思ったのが今回発表されたFIAT 500のEVバージョン
片道100km程度を移動するなら最適なサイズ、そして愛嬌あるスタイリング
さらにEV初のオープンカー 500 Cもラインナップされています!
TESLA Roadsterが宇宙を漂っている間にFIATに出し抜かれましたね(笑)
内装には海から回収されたプラスチックを再利用した繊維を使用しているそうです
この辺はもう当たり前になるんでしょうがApple CarPlay / Android Autoにも対応
パネルはタッチスクリーンなようです
そしてこの辺がイタリア人のセンスの良さというか、プロモーションがうまいというか、BVLGARI、Giorgio Armani、Kartellとのコラボモデルをワンオフで作りチャリティーオークションにかけるそうです
FIAT 500 x BVLGARI MAI TROPPO
FIAT 500 x Giorgio Armani
FIAT 500 x Kartell
きびきび走るコンパクトなホットハッチは大好きなカテゴリー
FIAT 500をベースにしたABARTH 595が欲しかったこともあり、チンクエチェント EVはそそられます!
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最近発表されたコンパクトホットハッチ系EVだとこんなラインナップになりますかね?
FIAT 500 EV(Image:FCA)
Honda E(Image:Honda)
Mini Cooper SE(Image:BMW)
Peugeot e-208(Image:Peugeot UK)
それぞれのバッテリー容量と航続距離をまとめると、こんな感じになります
FIAT 500
バッテリー容量:42kWh
航続距離(WLTP):320km
Honda E
バッテリー容量:35.5kWh
航続距離(WLTP):最大222km(154ps/17インチ仕様は最大210km)
MINI Cooper SE
バッテリー容量:32.6kWh
航続距離:235~270km(WLTP 200~230km)
Peugeot e-208
バッテリー容量:50kWh
航続距離(WLTP):最大340km
価格はどれも300万〜400万円前後になりそうですが、減税や補助金で数十万戻ってくるんでしょうね
Honda Eは、往年のN360・Life・Z、初代Civicを彷彿とさせ、走りも楽しそうなんですが、航続距離が短いのが難点
Miniはまんますぎて面白くないし、最近のPeugeotはCitroen含めてスタイリング・機能が僕好みではない(Xantia 以前のスタイリング+ハイドロニューマティックでEVが出たら飛びつきますけどね 笑)
デザイン性 x 航続距離だと、やっぱりFIAT 500に軍配が上がります
いずれにせよ、EV選びの幅がどんどん広がってきてきているのは嬉しいことです
そして夢は自家発電したエネルギーで移動すること
バッテリー性能が上がりコンパクト+大容量になって、ソーラーパネルも効率性が上がってくれるのをじっと待ちながら、しばらくガソリン車で移動を続けます!
その頃にはABARTH 500 Eも出ているのでしょう!